生産性と効率性を混同しない

2021.06.22 更新

『I Glad 行動指針』
今回は『生産性を意識する』について。
日本では殆どの方が『生産性』と『効率性』とを混同しています。

具体例を一つ挙げましょう。
朝食は毎日サラダというダイエットを頑張る方がいたとします。
パートナーは応援の気持ちで、ある日、手作りドレッシングをサラダにかけて提供します。
お料理教室で培った努力の甲斐あって、忙しい朝の時間に要領よく、仕上がりも上々。
でも、ダイエットを頑張る当の本人は不満そう。

ダイエットを頑張る方にとって、低カロリーで腹持ちする食事こそが、価値提供でした。
ドレッシングをかけたことによって、提供価値=生産性は寧ろ低くなります。
サラダ作りの効率性がどんなに改善しても、生産性は改善していません。

生産性とは、顧客に対する価値提供の度合いのみで決まります。
顧客中心主義を貫く為には、何よりもヒアリング、カウンセリングが大事と肝に銘じております。