脂肪溶解注射(カベリン)④~たるみの根本改善&スレッド前の下準備~

2022.11.24 更新

こんにちは😌看護師の小口です👩🏻‍⚕️

 

前回に引き続き、脂肪溶解注射(カベリン)でアプローチできる症例について、説明します💡

皆さまからいただく1番多いお悩みは、「たるみ」。

しかし、一概に「たるみ」と言っても、顔全体なのか目もとなどの部分的なお悩みなのかで治療法は異なります💭

施術選びのポイントは、『その施術は「なに」に働きかけて、「どのように」効くのか?』。

そして症状はもちろん、ダウンタイム等、お一人おひとりに適した治療法が必要です🙅🏻‍♀️

今回は「たるみ」へのアプローチ方法の選び方について説明します👩🏻‍⚕️

 

まず、たるみの原因は大きく分けて以下の3つがあげられます。

①コラーゲンの衰え/減少による、肌の弾力の低下

②脂肪量の増加

③筋力の低下

 

①コラーゲンの衰え/減少による、肌の弾力の低下

コラーゲンは、皮膚の内側にある真皮層で生成され、肌に弾力を与えます。

紫外線や乾燥、加齢により、コラーゲンの質の劣化や量の減少がみられると、弾力が低下することで皮膚を支えることができず、たるみとなります。

改善方法は、紫外線対策、コラーゲンの生成を促すスキンケアやサプリメントの服用、顔のストレッチなどが効果的です😌💡

 

②脂肪量の増加

顔に蓄積された脂肪は、コラーゲンや表情筋によって支えられています。

脂肪量が一定量を超えると、支えきれなくなり重力に負けてしまうことで、たるみとなります。

改善方法は、脂肪のボリュームを落とすことです。例として、脂肪吸引や、脂肪溶解注射があげられます😌💡

 

③筋力の低下

表情筋が衰えると脂肪や皮膚を十分に支えることが出来なくなり、皮下脂肪が下がることで、たるみとなります。

筋肉層が原因で起こるたるみは、シワが深く刻まれる特徴があります。

改善方法は、表情筋のトレーニングやストレッチが効果的です😌💡

 

このように、たるみの原因に応じて改善にむけたアプローチ方法が異なるため、たるみの症状を見極め、適切な治療法を選択することが重要になります👩🏻‍⚕️🤍

当院では、たるみに悩む8割の方が最初のアプローチにカベリンを選択されます💉

カベリンで脂肪が気になる箇所のボリュームを部分的に落とし、スレッドリフトで微調整と引き締め効果を図ります。

このステップを踏むことで、患者様の満足度が高いと実感しています😌🤍

ボリューム感のある部位にスレッドリフトでアプローチをする場合、スレッドリフトの本数は多く必要です。

しかし、カベリンによってボリュームダウンができていると、本数が少なくても、効果が期待できます😳✨

カベリンによるスレッド前の下準備が、たるみ改善の突破口!!

 

脂肪溶解注射(カベリン)の連載は今回で終了です。

カベリンの必要性や効果について、ご理解いただけましたでしょうか🤔💭

 

美容医療を受けられる際は、『その施術は「なに」に働きかけて、「どのように」効くのか?』を、意識して考えてみてください。

ご自身で理解・納得し、施術やアプローチ法を選択できるようになることが、「美容難民を救う」ことに繋がると信じています。