株式会社Rhelixa(レリクサ)と基本合意締結のお知らせ

2024.09.17 掲載

【株式会社Rhelixa(レリクサ)と基本合意を締結】

2024年9月17日、銀座アイドラッグクリニックを経営する医療法人社団創雅会は、株式会社Rhelixa(レリクサ)と生物学的年齢評価に関する基本合意を締結しました。

【基本合意の目的】

本合意の目的は、Rhelixaが開発するEpiclock™を用いて、銀座アイグラッドクリニックで実施する各種の老化治療薬(再生医療含む)の効果検証をすることです。

自由診療領域、特に、再生医療や老化治療領域においては、医療費が高額になる反面、それに見合った効果検証を行う客観的な尺度が不足していました。

今回のEpiclock™導入はそのような効果測定を行う尺度の一つとして、医療に対する信頼性を向上させる可能性を有しています。

【生物学的年齢とは?】

生年月日だけで規定される暦年齢は、生命個体の老化の実態を反映しているとは限りません。

同じ年齢だとしても、若々しい印象を与える個体もいれば、老化した印象を与える個体もいます。

この実態を反映する指標として、暦年齢に対応して生物学的年齢という概念が提唱されています。

身近な例では、肌年齢や髪質年齢、フィットネスジムなどで計測する体組成年齢、などです。

医学的に、より生命個体の状態を反映した指標として、エピゲノムの状態で生物学的年齢を計測しようという試みがなされています。

【エピゲノムとは?】

一つの生命個体が有する全遺伝情報のことを、ゲノムと呼びます。

エピゲノムは、このゲノム(全遺伝情報)に対して後天的に追加された情報のことです。

食事や飲酒、喫煙、運動習慣などによって、このエピゲノムが変化することが知られています。

ゲノム(全遺伝情報)の中には、各種の遺伝子が含まれています。

これらの遺伝子に対するスイッチのオン・オフの情報がエピゲノム情報であり、このオン・オフの組み合わせで、複雑な情報がコントロールされています。

仮に、遺伝子が3つあるとすれば、遺伝子①のオン・オフ、遺伝子②のオン・オフ、遺伝子③のオン・オフ、を調整することで、2の3乗=8通りの状態を作りだすことが可能です。

生命個体の老化の状態に応じて、このエピゲノム情報、スイッチのオン・オフの状態は変化していると考えられており、これを計測することで、元の生命個体の生物学的年齢を計測しようとしています。

Rhelixa(レリクサ)社が開発するEpiclock™は、この様なエピゲノムの状態を計測する手段の一種です。

【今後の展望】

将来的には、Epiclock™による生物学的年齢の評価を軸に、疫学研究(データベース構築)に取り組むことを検討しています。

銀座アイグラッドクリニックを経営する医療法人創雅会は、各種ステークホルダーと協調して、基礎研究、臨床研究、臨床行為、一般販売、疫学研究を一気通貫に実施できる体制構築を目指しています。

【お問い合わせ先】

銀座アイドラッグクリニック 広報担当

電話番号: 03-6264-7550

メール: info@ginza-iglad.com