ニキビ跡の赤みを消すには?スキンケアの方法やNG習慣を解説

2025.01.30 更新

ニキビが治った後も残る赤みに、憂鬱な気持ちを抱えている方は多いです。ニキビ跡の赤みは、適切なケアをすれば改善できる可能性があります。赤みの原因は、炎症後紅斑や血管拡張、色素沈着などさまざまです。 

間違ったスキンケアを続けていると、悪化させてしまうこともあります。ニキビ跡の赤みの原因別に適切なスキンケア方法やNG習慣を詳しく解説します。諦めていた赤みをケアし、自信の持てるクリアな肌を取り戻すための第一歩を踏み出しましょう。

以下の記事では、自宅でも簡単にできるケアや注意点などを解説していますので、ぜひご覧ください。
>>簡単にできるニキビ跡を消すコツとは?やってはいけないセルフケアも解説

当院の乾雅人院長の知見をもとに開発されたビタミンC50%配合美容液「DR Inui VC50」は、高濃度ビタミンCを使ったスキンケアを手軽にご自宅でも取り入れられるよう設計されています。うるおいキープのヒアルロン酸配合で、みずみずしい素肌へ。防腐剤、エタノール、香料、鉱物油、着色料は一切不使用で、お肌への負担を考慮しております。

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ニキビ跡の赤みの原因3選とタイプ別の特徴

ニキビ跡の赤みには、大きく分けて以下の3つの原因とタイプ別の特徴があります。

  • 炎症後紅斑(PIE)
  • 血管拡張
  • 色素沈着

炎症後紅斑(PIE)による赤み

炎症後紅斑(PIE)とは、ニキビの炎症が治まった後も皮膚に残る赤みのことです。ニキビの炎症によって毛細血管が拡張したままの状態が原因で赤みが生じます。炎症が治まった後も、皮膚の下では毛細血管の修復作業が続いています。修復の過程で、赤みがしばらく残ってしまうのです。

PIEの特徴は、赤みが比較的均一で境界がぼやけていることが多い点です。指で押すと赤みが薄くなるのも特徴の一つです。毛細血管に血液が一時的に流れなくなるために起こります。

血管拡張による赤み

ニキビの炎症がひどい場合、炎症を抑えようと周囲の血管が拡張し、血液が集中します。炎症状態が続くと、血管が拡張したままの状態になり、ニキビが治った後も赤みが残ってしまうことがあります。

色素沈着による赤み

炎症が強いニキビ跡は、メラニン色素が過剰に生成され、シミのような茶褐色や黒っぽい色素沈着を起こすことがあります。肌が炎症から自身を守ろうとしてメラニンを生成するためです。

色素沈着は、肌のターンオーバー(肌の生まれ変わり)によって徐々に薄くなっていきます。ターンオーバーとは、古い細胞が剥がれ落ち、新しい細胞が生まれてくるサイクルのことです。サイクルが正常に機能していれば、色素沈着も自然に薄くなっていきます。

ニキビ跡の赤みが治るまでの期間

ニキビ跡の赤みが治るまでの期間は、原因や症状の程度、そして治療法によって大きく異なります。

  • 炎症後紅斑(PIE):数か月~数年
  • 血管拡張による赤み:数週間~数か月
  • 色素沈着:数か月~1年以上

自然治癒する場合もありますが、治療を行うことで、より早く、よりきれいに赤みの改善を期待できます。適切なスキンケアや生活習慣を心がけることで、ニキビ跡の赤みの再発を予防することも可能です。

ニキビ跡の赤みを改善するスキンケア方法5選

ニキビ跡の赤みを改善するスキンケア方法5選は以下のとおりです。

  • 適切な洗顔料を選んで洗顔する
  • 保湿ケアで肌のバリア機能を高める
  • ビタミンC誘導体で炎症を抑える
  • 美白成分配合の化粧品で色素沈着をケアする
  • 紫外線対策で悪化を防ぐ

適切な洗顔料選びと洗顔方法

ニキビ跡の赤みをケアするうえで、洗顔は基本中の基本です。ゴシゴシこすったり、洗浄力の強い洗顔料を使ったりするのは逆効果です。肌への負担を増やし、炎症を悪化させる可能性があります。

スクラブ入りの洗顔料や、メントールなどの清涼成分が入った洗顔料は、一時的にスッキリとした感覚を得られますが、肌への刺激が強く、赤みを悪化させる可能性があります。熱いお湯での洗顔も、必要な皮脂まで洗い流してしまうため、乾燥を招き、バリア機能を低下させてしまいます。

低刺激性の洗顔料を選び、ぬるま湯で優しく洗うことが大切です。洗顔料をよく泡立て、泡で顔を包み込むように優しく洗顔し、洗顔後は清潔なタオルで顔を優しく押さえるようにして水分を拭き取りましょう。刺激を最小限に抑えることで、肌への負担を軽減し、炎症の悪化を防ぐことが可能です。

保湿ケアで肌のバリア機能を高める

ニキビ跡の赤みがある肌は、バリア機能が低下している状態です。バリア機能が低下すると、外部からの刺激を受けやすくなり、炎症が悪化し、赤みが長引く可能性があります。保湿ケアは、肌のバリア機能を回復させ、赤みを改善するために重要です。

保湿ケアは、化粧水や乳液、美容液やクリームなど、さまざまなアイテムを組み合わせて行います。ご自身の肌質に合ったアイテムを選び、朝晩のスキンケアに取り入れましょう。化粧水で肌に水分を補給した後、乳液やクリームで油分を補給することで、肌の水分蒸発を防ぎ、バリア機能を高めます。

セラミドやコラーゲンなどの保湿成分が配合された化粧水・乳液は、肌の水分保持力を高める効果が期待できます。乾燥が気になる方は、クリームで油分を補給し、肌の表面を保護しましょう。

ビタミンC誘導体で炎症を抑える

ビタミンC誘導体は、抗酸化作用と抗炎症作用を持つ成分です。ニキビ跡の赤みは、炎症が続いている状態である炎症後紅斑の場合が多いです。ビタミンC誘導体は、製品によっては抗酸化作用や肌のターンオーバー促進作用が期待でき、ニキビ跡の改善に役立つ可能性があります。ターンオーバーが促進されると、メラニン色素が排出されやすくなり、色素沈着によるニキビ跡の改善にもつながります。

ニキビ跡の赤みに向き合う方に、当院院長の乾Dr.が開発したドクターズコスメをご紹介します。

美容液「DR Inui VC50」は、高濃度ビタミンCと低刺激処方を両立した製品です。肌になめらかに広がり、毎日のスキンケアに取り入れやすいテクスチャーを実現。うるおいを与え、透明感を目指す肌づくりをサポートいたします。「ニキビ跡の赤み」が気になる方の毎日をより心地よくするために、ぜひ一度お試しください。

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美白成分配合の化粧品で色素沈着をケアする

ニキビ跡の赤みが長引くと、色素沈着を起こし、シミのような茶色い跡になってしまうことがあります。色素沈着には、美白成分配合の化粧品が有効です。ハイドロキノンやトラネキサム酸などの美白成分は、メラニンの生成を抑える効果があり、色素沈着を改善する効果が期待できます。

紫外線対策で悪化を防ぐ

紫外線は、ニキビ跡の赤みを悪化させる原因の一つです。紫外線を浴びると、メラニンが生成され、色素沈着が起こりやすくなります。紫外線は炎症を悪化させる可能性もあるため、ニキビ跡の赤みを改善・予防するためには、徹底した紫外線対策が必要です。

日焼け止めはSPF30以上、PA++以上のものを選び、こまめに塗り直すことが大切です。日傘や帽子、サングラスなども活用し、紫外線から肌をしっかりと守りましょう。紫外線を浴びてしまった後は、化粧水やパックなどで保湿し、肌を鎮静させるケアを行いましょう。

適切なスキンケアを継続的に行うことで、ニキビ跡の赤みを改善し、健やかな肌を取り戻すことができます。ニキビ跡の治療に関する研究は現在も盛んに行われており、新しい治療法も開発されています。医学的な知見にもとづいた適切なスキンケアを実践することで、より効果的にニキビ跡の赤み改善が期待できます。

ニキビ跡の赤みを悪化させないための3つの習慣

ニキビ跡の赤みを悪化させないための3つの習慣は以下のとおりです。

  • 触ったり潰したりしない
  • バランスの良い食事と十分な睡眠を意識する
  • ストレスを溜め込まない

触ったり潰したりしない

ニキビやニキビ跡を触ったり、潰したりするのはやめましょう。触ることで、手に付着している細菌がニキビ跡に侵入し、炎症を悪化させる可能性があります。炎症が起きると、赤みがさらに目立ったり、新しいニキビができたりすることもあります。

ニキビを潰すと、皮膚の奥深くまでダメージを与えてしまい、クレーターのようなニキビ跡や色素沈着のリスクを高めてしまいます。ニキビ跡が気になっても、触らないように意識することが大切です。

思春期ニキビの炎症が強い場合、炎症を抑えようと周囲の血管が拡張し、血液が集中します。血管拡張による赤みも、触って刺激することで悪化させてしまう可能性があります。

バランスの良い食事と十分な睡眠を意識する

ニキビ跡の赤みを改善するためには、体の内側からのケアも大切です。バランスの良い食事と十分な睡眠は、肌の健康を保つための基本です。野菜や魚、肉や果物など、さまざまな栄養素をバランス良く摂取しましょう。ビタミンCはコラーゲンの生成を助け、抗酸化作用があり、ビタミンAは皮膚のターンオーバーを正常化し、肌のバリア機能を改善する効果が期待できます。

睡眠不足は、成長ホルモンの分泌を阻害し、肌のターンオーバーを乱し、ニキビ跡の赤みを悪化させる原因となります。成長ホルモンは、肌の修復や再生に重要な役割を果たすホルモンです。毎日、同じ時間に寝起きし、7~8時間程度の睡眠時間を確保するようにしましょう。睡眠の質を高めるためには、寝る前のカフェイン摂取を控え、リラックスできる環境を整えることも大切です。

ストレスを溜め込まない

ストレスは、自律神経のバランスを崩し、ホルモンバランスを乱し、免疫機能を低下させる可能性があります。免疫機能が低下すると、肌のターンオーバーが乱れ、ニキビの炎症が悪化し、赤みが長引く可能性があります。ストレスを溜め込むと、ニキビ跡の赤みが悪化したり、新しいニキビができやすくなったりします。

ストレスを解消するためには、以下のような自分に合った方法を見つけましょう。

  • 適度な運動
  • 趣味の時間を楽しむ
  • リラックスできる音楽を聴く
  • アロマテラピーを取り入れる

友人や家族に話を聞いてもらうことも、ストレス発散につながります。どうしてもストレスが解消できない場合は、心療内科や精神科などの専門機関に相談しましょう。

まとめ

ニキビ跡の赤みは原因によってケアの方法が異なります。適切な洗顔や保湿はもちろん、ビタミンC誘導体や美白成分配合の化粧品も効果的です。紫外線は赤みを悪化させるため、日焼け止めなどでしっかり対策しましょう。

ニキビ跡を触ったり潰したりするのは厳禁です。過度な洗顔や刺激の強いスキンケアも避けましょう。焦らずじっくりケアを続けることで、ニキビ跡の赤みも改善し、自信の持てるクリアな肌に近づけます。

ニキビ跡を減らすにはそもそもニキビを発生させないことも大切です。ニキビへの対処法として毛穴ケアが効果的です。以下の記事では開き毛穴の原因や毛穴トラブルについてまとめていますので、ぜひご覧ください。
>>正しい毛穴ケアとは?開き毛穴の原因、タイプ別のケア方法とNG習慣を解説

当院では、院長が開発に携わった美容液「DR Inui VC50」を提供しています。50%の高濃度ビタミンCを配合しながらも低刺激で、ビタミンC導入と同等の効果のあるスキンケアを手軽に行いたい方にぴったりです。

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参考文献