ショートスレッド

ショートスレッドとは、細くて短い糸(スレッド)を顔の皮下組織に挿入して留置する施術のことです。スレッドが装着された針を皮下組織に挿入し、針を抜く際に装着していたスレッドだけが皮下組織に留置される仕組みです。

複数本のスレッドを格子状に配置することで補正下着のように皮下組織をサポートし、即時的なリフトアップ(たるみ改善)やフェイスラインの引き締め効果を得られます。また、糸が線維芽細胞や、その他組織を刺激することでコラーゲンやエラスチンをつくり出すため、長期的な美肌効果も期待できます。

I Glad(アイグラッド)式ショートスレッドの特徴

顧客と共に歩むクリニックを目指して

ショートスレッドによる顔のたるみ改善で重要なのは、いかに立体構造を意識した基盤をつくり、たるみを支えるかだと考えています。

当院がショートスレッド施術を導入した当初は、何十本という単位のスレッドリフトを使用していましたが、患者の皆さまのご負担を軽減するためにも、より少ない本数でより高い効果を追求し続けてきました。

皆さまのお声を丁寧に丹念にうかがい、誠実に、そして真摯にコミュニケーションを取りながら、30本ずつ、20本ずつ、10本ずつ、8本ずつ、6本ずつ…と少しずつ糸の本数を減らす試みを重ねてきました。
糸の本数を減らすとカバーできる面積が減り、基盤構造をつくり出せなくなるため、必然的にたるみを支える強度も弱くなります。

そこで、強度を保つためにスレッドの種類を変え、スレッドの針への装着の仕方を変え、皮下組織に入れる層(深さ)、方向、配置、本数を変え、配合する薬液の種類を変え…と無数の試行錯誤を繰り返してきました。

こうした研鑽の果てにたどり着いた結論が、「糸(スレッド)を格子状に配置しメッシュ構造をつくる」手法でした。

糸を5本ずつ、場合によっては4本や3本ずつなど、オーダーメイドに調整し、交差させたメッシュ構造をつくることで、線ではなく面で、更には立体的に組織をサポートする構造をつくり出します。

糸のメッシュ構造は、たるみ改善に高い効果があることはもちろんのこと、複数本の糸を組み合わせることで、1本1本のスレッドに掛かる力が分散され、お身体、組織に負担が少なくなります。

まるで、補正下着を体内に埋め込んだかのような効果が得られ、瞬間的なたるみ改善を可能にします。

特に皆さまに驚かれるのが、メッシュ構造=基盤をつくった後の1針1針です。たった一針の追加で頬が引きが上がる様は、基盤がない状態の1針と大きく異なります。

一方で、ほうれい線の改善の場合は糸をあえて並行に並べます。ほうれい線改善には一定以上の強い力が必要であり、同じ本数の場合、並行の方が一方向に強く引っ張ることができるからです。これも、「基盤構造をつくる」という発想を応用したものです。

施術に使う糸は同じでも、その効果は、医師の技術によって大きく左右されます。目的や一人ひとりの顔の特性から術式を判断し、どう糸を扱うかを決めるのも、医師の重要な役目です。

『顧客と共に歩む』ことを理念に掲げる当院にとって、このスレッドリフトは象徴的な施術のひとつです。皆さまのご感想をもとに、今後もより一層洗練された施術を生み出してまいります。

このようなお悩みに

  • 頬のたるみが気になる方
  • フェイスラインのもたつきが気になる方
  • ほうれい線が気になる方
  • 頬骨が出てS字状のたるみがある方
  • リフトアップ施術がはじめての方
  • メスを入れる治療に抵抗がある方
  • より自然にリフトアップしたい方

*特に、頬は組織がやわらかく動きやすいため、頬のたるみ改善に高い効果が期待できる治療法です。

痛みやダウンタイムが少ない治療

ショートスレッドは髪の毛より細い針を用いるため、針跡が残りにくく、痛みが少ない治療法です。長い糸を用いたスレッドリフトの場合、こめかみ固定して引っ張ることで引きつったような痛みを生じることがありますが、ショートスレッドの場合は、引きつれ感や痛みは殆どありません。

日常生活に制限がありません

施術後の一時的な腫れや内出血も殆どありません。シャワーや入浴は当日から、メイクも翌日から可能です。
ショートスレッドの場合、施術後に口を大きく開けたり、歯科クリニックでの治療を受けられないといった制限がありません。
日常生活に支障がないところも、喜ばれている理由のひとつです。

自然な仕上がり

こめかみなどに長い糸を固定して引っ張る施術では、見た目が不自然な仕上がりになることがあります。一方、ショートスレッドは、多数の短い糸を用いて引き締める施術のため、繊細なデザインが可能で、見た目も自然な仕上がりになります。
たるみ改善治療が初めてでご不安な方にも適した治療といえるでしょう。ダウンタイムが少なく、治療するごとに効果が出やすいのも、ショートスレッドの大きな特徴のひとつです。

治療法について

糸を縦横5本ずつのスクエア状に組んで、メッシュ構造をつくります。糸をスクエア状に組むことで、糸1本にかかる摩擦力が抑えられ、お肌や皮下組織にかかる負担を軽減できます。

ショートスレッドの治療は、糸の本数や入れる方向によって効果が大きく異なるため、医師の技術力やデザインセンスが重要になってきます。当クリニックでは院長自ら、患者さまから気になっている部分について丁寧にヒアリングし、診察します。お肌の状態や骨格、表情の動きを見極め、一人ひとりに合った自然な仕上がりになるように、治療していきます。

麻酔について

当院のショートスレッド治療では、笑気麻酔のような吸入麻酔や局所麻酔は行わず、表面麻酔(肌に塗る麻酔)を採用しています。強い麻酔が必要ないほど、マイルドな治療です。それでも軽度の痛みを訴えられる方には、施術中にアイシングを追加して痛みを軽減しています。

治療時間

表面麻酔を施し30分ほど置いてから、治療に入ります。スレッドの挿入自体は、合計しても数分で完了しますが、施術中のコミュニケーションや、止血確認のために時間を頂戴しています。施術は開始から20~30分程度で完了します。
お肌のへの負担をできるだけ軽減するために、当院では、針が皮下組織に刺さっている時間をできるだけ短くする、スピーディな治療を目指しています。

糸について

当院のショートスレッドで用いる糸は、一般的なスレッドリフトで用いる糸よりも、細くて短いものです。医療現場で手術の縫合糸にも用いられる材質でできており、安全性が認められています。肌に挿入してから6~10カ月かけて徐々に溶けて吸収されるため、体内に異物として残ることはありません。

一般的に効果は挿入から1年間程度をいわれておりますが、I Glad(アイグラッド)式ショートスレッドは薬液を配合しているため、それ以上の効果持続期間が期待できます。

糸が吸収される刺激により、糸周辺にコラーゲンやエラスチンが生成されるため、お肌のハリ、弾力、引き締め、リフトアップが長期的に期待できます。効果は挿入から1年間程度といわれており、糸が溶けた後も持続します。

幹細胞培養上清液配合のスレッド

当院のショートスレッド治療は元々、「薬液を糸にのせて届ける」という発想から生まれました。薬液の研究・開発をコンセプトにする当院ならではの施術だと考えています。
ショートスレッドに用いられる糸には、通常の幹細胞培養上清液、またはオリジナルの薬液が配合されています。よりよい効果を目指して、薬液にはこだわりを持っており、既存のものではなく、当院がオリジナルで開発したものを使用しています。

糸に配合された薬液が、徐々に皮下組織に作用することで、肌の細胞を活性化し、コラーゲンやエラスチンの生成が促され、引き締まったハリ、ツヤのある肌への効果が期待できます。通常、薬液の効果は、施術から2~3週間後にあらわれてきます。

当院の幹細胞培養上清液

線維芽細胞を活性化させて、ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチン、プロテオグリカンなどの生成をサポートします。糸によって組織を固定した状態で、新しく線維成分が生成され、最終的には自分自身由来の線維成分に置き換わることを狙っています。
また、薬液が周囲の組織に行き渡り、皮膚表面に作用することで、お肌のハリ感やツヤにも効果が期待できます。

すべては自然美の追求から

当院は、“自然美を追求するクリニック”として、治療ひとつひとつにこだわりを持っています。より効果が期待できる薬液を求めて、当院自ら製造しているのも、こだわりのあらわれです。
糸の種類、巻き方、糸を入れる層についても継続して研究し、薬液を糸にのせて、どのように皮下組織に届かせるかを追求した結果、当院のショートスレッド治療が生まれました。
ご自身が持っている、美しくなろうとする生体能力を引き出す治療こそ、患者さまにとってやさしいものであり、当院が目指していることです。

スレッドリフト(長い糸)との比較

スレッドリフトで使用する長い糸は、組織にひっかけて固定するため、解剖学的な理由から固定できる場所が限られます。このため、糸で牽引する方向も限定的になります。細かいデザイン修正などの際には、微調整が難しい場合があります。

当院のショートスレッドでは、「引き上げる」というよりも「締める」感覚に近い施術のため、より繊細な仕上がりが可能です。

特に、頬骨が張ってその下がくぼみ、牡丹餅のようにお肉が落ちている、いわゆるS字状のたるみがある方の場合、長い糸で真横に引っ張る治療をしても大きな修正は得られません。そういった、肌の凹凸の大きな方の治療にもショートスレッドは適しているといえます。

場合によっては、長い糸とショートスレッドを組み合わせた治療をご提案することもあります。

フレンチショットとの併用

ショートスレッドは皮下組織を動かす治療のため、フレンチショットと併用することで、皮膚・皮下組織・筋肉の各層にそれぞれ働きかけ、相乗効果が期待できます。

フレンチショットについて詳細はこちら

フレンチショット治療について

極細針がついた注入器具で、有効成分を皮膚に注入する治療です。

≪当院のフレンチショット≫

  • フレンチショット(DMAE):筋肉を引き上げる効果が期待できます。
  • フレンチショット(幹細胞培養上清液):皮膚の細胞に働きかけます。

「筋肉」を引き上げる。→「皮下組織」を引き上げる。→「皮膚」に対して、フレンチショット(幹細胞培養上清液)で働きかける。

副作用:ハレ・痛み・針跡
内出血が1週間程度生じることがあります。

*結婚式などのイベントのご予定がある場合はお問合せください。イベント3日前に施術を行ったケースもございます。

注意事項

個人差はございますが、治療後、以下のような症状が出る場合があります。

  • 腫れ、むくみ  なし~1日程度
  • 術後の痛み   なし~3日程度

禁忌事項

下記に該当される方は、この治療をお断りすることがございます。

  • 妊娠中・授乳中の方
  • 皮膚炎の方
  • 免疫抑制剤やステロイドを内服中の方
  • ほかの糸の施術を受けている方
  • ケロイドの方

よくある質問

Q.痛みはありますか?

A. 毛髪より細い針を使用し、施術前には30分ほど時間をかけて表面麻酔(塗布麻酔)を行いますので、スレッド挿入中の痛みは殆どありません。
ちくちく感が残る場合がありますが、たいてい1週間以内におさまります(個人差があります)。日常生活に支障をきたすほどの痛みの訴えは殆どございません。
痛みに弱い方には麻酔時間の延長や施術後のアイシング冷却も行っております。
医師が痛みはないか、お声をかけながら施術していきますので、ご安心ください。


Q.ダウンタイムはありますか?

A. ダウンタイムは殆どありませんが、ニキビや肌荒れなど、お肌のコンディションによっては痛みが残る場合もございます。その場合はアイシングをして痛みを緩和いたします。メイクは施術翌日からしていただけますが、スレッドの挿入部位以外については当日から可能です。


Q.糸の本数はどのようにして決まりますか?

A. 医師が患者さまのお悩みをお聞きし、お肌のたるみ程度や筋肉の特徴、動きなどを診察で見極めて決定します。多くの場合、20代であれば左右10本ずつ、40代であれば左右20本ずつで、満足度の高い結果が得られています。
お顔のお肉が多い方は、スレッドリフトの施術の前に脂肪溶解注射などで皮下組織のボリュームを減らしたり、スレッドリフトの本数の追加をご提案することがあります。
糸の追加はいつでも可能です。


Q.年齢に制限はありますか?

A. 年齢問わず、施術が可能です。


Q.左右差が気になるのですが、修正は可能でしょうか?

A. 可能です。20本を8本と12本に左右に分けて施術することは少なくありません。
30本を12本と18本に分ける例もあります。
皮下脂肪の量の左右差が著しい場合には、事前に脂肪溶解注射の施術をご提案することがあります。


Q.挿入後、糸が切れたらどうなりますか?

A. そのまま放置しても、特に問題はございません。


Q.糸が皮膚から出てくることはありますか?

A. ピンセットなどで抜いていただいてかまいません。その後は圧迫止血をした方がよいので、万が一糸が出てきた場合は、クリニックにご連絡ください。


Q.治療後に注意することはありますか?

A. シャワーや入浴は当日から可能です。洗顔、メイクは翌日からしていただけます。
治療後の特別なケアは必要ありませんが、フェイシャルマッサージは1カ月程度避けてください。


Q.歯医者での治療や口を大きく開くといった動作に制限はありますか?

A. ショートスレッドの場合、挿入している糸は短く、多数入れることで支持しています。そのため、1本当たりに掛かる張力が小さくなり、口の開閉に伴う動作に大きな制限はございません。


Q.通院の必要はありますか?

A. 内出血などの合併症が酷い場合を除き、ご来院いただく必要はございません。もちろん、ご希望がございましたら、いつでも診察いたします。


Q.スキンケアは当日から可能ですか?

A. ピーリング剤などの刺激のあるものは避けた方がよいでしょう。通常の化粧水や乳液、美容液は通常通りにご使用いただけます。
メイクは液状のものであれば当日から不可ではありませんが、翌日からの方がよいでしょう。通常の化粧水や乳液、美容液は通常通りにご使用いただけます。

ショートスレッド治療の流れ

ドクター診察 院長が患者さまのお悩みやご希望をお聞きし、お肌の状態(たるみの程度など)を確認し、デザインや糸の本数などを決めます。
不明点やご不安なことがございましたら、どのようなことでもご相談ください。
メイク落とし・麻酔 洗顔後、表面麻酔を行います。麻酔薬を塗布してから30分ほど置き、治療を開始します。
糸の挿入 痛みがないか、随時お声をかけながら治療を進めます。糸を10本挿入するごとに、鏡で状態をご確認いただけます。本数を追加することも可能です。
終了 治療は30分ほどで終了します。10分ほどお肌を冷却していただき、お帰りいただけます。入浴やシャワーは当日から可能です。