ショートスレッドリフトのデメリットは?知っておきたい注意点と対策を解説

2024.07.22 更新

「美容施術で失敗したくない…」
「ショートスレッドリフトを受けたいが、デメリットを知っておきたい…」

美容施術の中でも人気の高いショートスレッドリフト。しかし、その手軽さの裏にはいくつかのデメリットも潜んでいます。内出血や腫れ・ダウンタイム・効果の持続期間など、施術を受ける前に知っておくべきポイントがあります。

この記事では、ショートスレッドリフトのデメリットと対策について詳しく解説します。記事を読むことで、施術後のトラブルを未然に防ぎ、より満足のいく結果を得るための知識を身につけることができます。

ショートスレッドリフトのデメリット

ショートスレッドリフトは、施術直後から効果を実感しやすい施術ですが、いくつかのデメリットも存在します。施術を受ける前に、メリットだけでなくデメリットもきちんと理解しておくことが大切です。

ダウンタイムで内出血と腫れが出る場合がある

ショートスレッドリフトは、細い糸を皮下組織に挿入します。その際、どうしても毛細血管などを傷つけてしまうことがあり、内出血や腫れが生じる可能性が高いです。

内出血は、はじめは青あざのように見えて、時間の経過とともに黄色っぽく変化していきます。通常、内出血や腫れは1~2週間程度で落ち着きますが、体質や体調・飲んでいるお薬によっては長く続く場合もあります。

施術後数日間は、腫れや内出血が目立つ可能性があるため、大切な予定がある場合はその日を避けて施術を受ける必要があります。当院では、翌日から通常通りの生活を問題ない(メイクもOK)としています。

効果の持続期間は長くは続かない

ショートスレッドリフトで使用される糸は、時間の経過とともに体内に吸収されていきます。そのため、効果は半永久的に続くわけではなく、効果の持続期間には限界があります。

個人差はありますが、一般的には1年程度です。効果を維持するためには、定期的に施術を受ける必要があります。

リフトアップ効果はずっと続かない

ショートスレッドリフトは、糸の力で肌を引き締めることで、たるみを改善する施術です。軽度のたるみ改善や肌のハリ・弾力の向上に適しています。しかし、本格的なフェイスリフト手術と比べると効果が限定的です。

例えば、顔全体のたるみを大きく改善したい場合は、フェイスリフト手術のほうが適しています。「ほうれい線が目立つのでフェイスラインを少しシャープにしたい」という場合は、ショートスレッドリフトで十分な効果が期待できます。

顔全体の大幅なリフトアップをしたい場合は、他の施術を検討する必要があります。

ショートスレッドリフトの注意点

ショートスレッドリフトは、メスを使わずに糸でリフトアップを行う人気の施術ですが、いくつかの注意点があります。理解して適切に対応することで、より安全で効果的な施術結果を得ることができます。

施術後のケアの重要性

施術後の適切なケアによって、腫れや内出血を最小限に抑えられます。施術後のケアは、施術の効果を最大限に引き出し、合併症のリスクを減らすためにも重要です。施術後は、医師の指示に従って、以下の点に注意しましょう。

  • 入浴・洗顔
    施術当日は顔を強くこすらなければ、当日も洗顔OKとしています。当日からシャワーは可能ですが、湯船には腫れが引いてから浸かりましょう。ぬるめのシャワーがおすすめです。
  • メイク
    当院では、翌日からメイクOKとしています。メイクを落とす際も、優しく行いましょう。
  • 飲酒・喫煙
    飲酒や喫煙は腫れや内出血を悪化させる可能性があるため、当日はNGですが、翌日からはOKです。
  • 運動
    激しい運動は腫れや内出血を悪化させやすいので、当日は避けて、翌日から行いましょう。
    ※軽い運動は問題ありません。
  • その他
    サウナは翌日から利用可能です。激しいマッサージは、最低でも1か月は控えましょう。※血行を促進し、腫れや内出血を悪化させる可能性があります。

アレルギーと副作用への対処法

使用される糸の素材は生体適合性が高いものですが、稀にアレルギー反応が起こることがあります。過去に金属アレルギーや糸によるアレルギー反応があった場合は、必ず医師に伝えましょう

施術後に赤み・腫れ・痛み・内出血などが見られることがありますが、通常は数日以内に治まります。症状が長引く場合や、強い痛み・かゆみ・発熱などの症状が現れた場合は、すぐに医療機関を受診してください。

施術者の技術の重要性

ショートスレッドリフトの効果は、施術者の技術力に大きく左右されます。糸の挿入位置や深さ・本数が適切でないと、効果が得られなかったり、逆に肌の表面に糸が浮き出てしまったりする可能性があります。

信頼できる医療機関を選び、経験豊富で技術力の高い医師に施術を依頼することが大切です。カウンセリングの際には、医師の経歴や症例数を確認し、疑問や不安があれば遠慮なく質問しましょう。

不明点をなくして納得したうえで施術を受けるようにしましょう

当院では東大卒の医師が診察で患者さまの気になる部分を丁寧にヒアリングしたうえで、ショートスレッドリフトの施術をしております。以下のページで詳しく解説しているので興味のある方はぜひご覧ください。
>>銀座アイグラッドクリニックのショートスレッドリフト

ショートスレッドリフトへの対策

ショートスレッドリフトは、手軽に受けられる施術として人気がありますが、異物を体内に挿入するため、いくつかの注意点もあります。安心して施術を受け、満足のいく結果を得るためには、以下の対策を講じることが重要です。

事前カウンセリングを受ける

ショートスレッドリフトを受けるにあたって、事前カウンセリングは重要です。患者の皆さま一人ひとりの肌質やたるみの状態、そして希望する効果は異なるからです。カウンセリング時には以下の点を意識しましょう。

  • 現在の肌の悩みや施術に期待することを率直に医師に伝える
  • 過去のアレルギー反応や体質について詳しく説明する
  • 使用する糸の種類や本数、挿入位置などについて詳しく聞く
  • 施術のリスクや副作用について十分な説明を受ける

例えば、頬のたるみを改善したい場合と目元の小ジワを改善したい場合では、使用する糸の種類や挿入位置が異なります。最適な施術プランを提案してもらえるように、ご自身の情報を共有しましょう。

アフターケアを徹底する

ショートスレッドリフトの効果を最大限に引き出し、合併症のリスクを最小限に抑えるためには、施術後のアフターケアが重要です。施術後に日常生活で気を付けるべきことや、内出血や腫れを抑えるためのアドバイスなど、具体的な指示をされます。

施術後の注意点は以下のとおりです。

  • 施術当日は激しい運動や入浴を控え、飲酒や喫煙も避ける
  • 施術部位を強くこすったり、マッサージしたりすることを控える
  • 施術後は紫外線による色素沈着を防ぐため、UVケアを徹底する
  • うつぶせで寝ることや口を大きく開けることを避ける(施術後数日間)

適切なアフターケアを行い、スムーズに回復できるようにしましょう。

まとめ

ショートスレッドリフトの施術には以下のデメリットがあります。

  • 内出血と腫れ:施術後1~2週間続くことがある
  • ダウンタイム:施術後すぐに普段通りの生活が難しい
  • 効果の持続期間:一般的に1年程度続く
  • リフトアップ効果の限定性:軽度のたるみ改善に適しているが、大幅なリフトアップには向かない

デメリットを最小限に抑えるためには、カウンセリングで不明点をなくして納得したうえで施術を受けることが大切です。施術後のアフターケアを徹底することによって、ショートスレッドリフトの施術をより安全かつ効果的に受けることができます。

参考文献