鏡を見るたび、おでこのシワが気になっていませんか?実は、おでこのシワは老け顔に見えたり、疲れた印象を与えてしまったりする原因です。年齢を重ねるとどうしても現れやすくなるおでこのシワですが、種類や原因は複数あります。
本記事では、おでこのシワの原因や種類、効果的な対策を詳しく解説します。シワを薄くし、新たなシワの出現を予防できる可能性があるので、最後まで読んでみてください。
銀座アイグラッドクリニックでは、おでこのシワ改善に効果が期待できるビタミンC美容液やフレンチショットU225、ボトックス注射など、さまざまな治療法をご用意しております。
お肌の状態に合わせて最適な治療法をご提案いたしますので、おでこのシワでお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。
まずはお気軽にご相談ください
おでこのシワの原因
おでこのシワは紫外線と生活習慣の乱れが大きな原因です。おでこのシワの原因について、以下の項目に沿ってそれぞれの特徴を解説します。
- 紫外線
- 生活習慣の乱れ
- 加齢による肌の変化
紫外線
紫外線は、お肌の老化を進める大きな原因です。紫外線を浴びると、お肌の奥深くまで届き、コラーゲンやエラスチンを破壊してしまいます。結果、お肌のハリや弾力が失われ、シワができやすくなります。
紫外線によるダメージは蓄積しやすく、若い頃に浴びた紫外線が、将来シワやたるみで現れる可能性が高いです。
生活習慣の乱れ
睡眠不足や食生活の乱れ、喫煙などの生活習慣の乱れもお肌の大敵です。生活習慣の乱れは、お肌のターンオーバー(新陳代謝)を妨げ、お肌の老化を促進させてしまいます。
乱れやすい生活習慣は以下のとおりです。
- 睡眠不足:成長ホルモンの分泌量が減り、お肌の修復が十分に行われなくなる
- 食生活の乱れ:お肌に必要な栄養素が不足し、ターンオーバーが乱れる
- 喫煙:ニコチンが血管を収縮させて、お肌への血流が悪くなり、栄養や酸素が行き渡りにくくなる
文献より、喫煙者は非喫煙者と比べてシワが多く、顔の老化が顕著であることが判明しています。具体的には、20年以上喫煙している人は、同年齢の非喫煙者と比べて、顔のシワが2.5倍多いという結果が出ています。
加齢による肌の変化
年齢を重ねると、肌の水分量やコラーゲン、エラスチンが減少していきます。自然な老化現象であり、誰にでも起こることです。コラーゲンやエラスチンの減少により、肌のハリや弾力が失われ、シワができやすくなります。
特に、おでこは表情筋をよく使う部分です。笑ったり、驚いたり、眉をひそめたりと、日常的にさまざまな表情を作るため、加齢とともにシワが目立ちやすくなります。
おでこのシワの種類と特徴
おでこのシワにも種類があります。大きく分けて以下の3つがあり、それぞれ原因や特徴が異なります。
- 表情のクセによるシワ
- 乾燥による浅いシワ
- 加齢による深いシワ
それぞれのシワの特徴を正しく理解することで、より効果的な対策を立てることができます。
表情のクセによるシワ
表情ジワは、眉を上げたり、目を大きく見開いたりといった表情のクセによってできるシワです。驚いた顔をよくする人、考え事をするときに眉間にシワを寄せる癖がある人などは、おでこにシワが刻まれやすい傾向にあります。
表情ジワの特徴は、表情を作っていない状態では目立たないことが多いという点です。しかし、放っておくと将来的に深いシワになってしまう可能性もあります。日頃から表情グセに気をつけ、シワを予防することが大切です。例えば、パソコン作業中に無意識に眉を上げていないか、などを意識的にチェックしてみましょう。
乾燥による浅いシワ
乾燥によるシワは、肌の水分不足が原因でできる浅いシワのことです。肌は水分を保つことで弾力を維持していますが、乾燥すると肌の表面がカサカサになり、細かいシワが目立ちやすくなります。おでこは、顔の中でも皮脂腺が少ないため乾燥しやすい部分なので、乾燥によるシワができやすいと言えます。
加齢による深いシワ
加齢によるシワは、残念ながら自然な老化現象の一つです。しかし、適切なケアを継続することで、シワの進行を遅らせることは十分に可能です。
当院では、表情のクセによるシワ、乾燥による浅いシワ、加齢による深いシワなど、それぞれのシワの種類に合わせた最適な治療法をご提案しています。お一人おひとりの肌質や状態を丁寧に診断し、効果的なケア方法をアドバイスいたします。まずはカウンセリングにお越しください。
おでこのシワの改善が期待できる方法4選
おでこのシワは、なかなか消えない頑固な存在ですが、適切なケアを行うことで改善の可能性もあるため、早めのケアを検討しましょう。おでこのシワの改善が期待できる以下の4つの方法を紹介します。
- スキンケアとマッサージ
- 生活習慣の見直し
- シワ改善クリームや美容液
- 美容クリニックで行う施術
シワの状態や原因に合った適切なケアや治療を行えば、シワを薄くしたり、新たなシワを予防できたりします。
スキンケアとマッサージ
お肌のケアの基本は保湿です。毎日のスキンケアで、化粧水や乳液、クリームなどを使い、お肌にたっぷり潤いを与えましょう。セラミド*などの保湿成分は、お肌の水分を保つ力が高いのでおすすめです。
*セラミド:細胞と細胞の間を埋め、肌のバリア機能をサポートする働きを持つ成分
毎日のスキンケアと合わせて、頭皮や表情筋のマッサージを取り入れることも効果的です。マッサージによって血行が促進され、肌細胞に栄養や酸素が行き渡りやすくなれば、肌の代謝がアップし、肌のターンオーバーが促進します。
マッサージの方法は以下のとおりです。
- 頭皮マッサージ:頭全体を包み込むように指の腹を使って、優しく円を描くように行う。
- 表情筋マッサージ:眉頭の下に両手の人差し指を当て、優しく上に持ち上げて5秒間キープする。眉の中央、眉尻と順番に行う。
生活習慣の見直し
おでこのシワを改善するためには、生活習慣の見直しも重要です。以下の点に注意しましょう。
生活習慣 | 改善ポイント |
睡眠 | 質の高い睡眠を7〜8時間取ることで、成長ホルモンの分泌を促し、お肌の修復を助ける |
食事 | ・バランスの取れた食事を心がける
・タンパク質やビタミンC、ビタミンEなどを積極的に摂取する |
禁煙 | 喫煙は血流を悪化させ、シワの原因になるが、禁煙することで、お肌への血流が改善される |
ストレス管理 | ・適度な運動を取り入れる
・自分なりのリラックス法を把握する |
生活習慣の改善は、即効性はありませんが、長期的にはシワの予防と改善に効果が期待できます。日々の積み重ねが、将来の健康的な肌につながることを意識することが大事です。
シワ改善クリームや美容液
毎日のスキンケアに加えて、シワ改善効果が期待できるクリームや美容液を取り入れるのもおすすめです。厚生労働省から認可を受けている有効成分として、以下のものがあります。
- レチノール:ビタミンAの一種で、肌のターンオーバーを促進し、コラーゲンの生成を促す
- ビタミンC誘導体:抗酸化作用が高く、紫外線によるダメージから肌を守り、コラーゲンの生成を促進する
他にも、セラミドやコラーゲン、エラスチンやプロテオグリカン*などの成分もシワ改善効果が期待できます。上記の成分が配合されたクリームや美容液を、朝晩のスキンケアにプラスすれば、より集中的なシワ対策を行えます。
*プロテオグリカン:コラーゲンやヒアルロン酸と同様に、人間や動物の体内に存在するタンパク質
個人の肌質や状態によって効果は異なるため、自分に合った製品を選びましょう。
当院の乾雅人院長の知見をもとに開発されたビタミンC50%配合美容液「DR Inui VC50」は、高濃度ビタミンCを使ったスキンケアを手軽にご自宅でも取り入れられるよう設計されています。うるおいキープのヒアルロン酸配合で、みずみずしい素肌へ。防腐剤、エタノール、香料、鉱物油、着色料は一切不使用で、お肌への負担を考慮しております。
詳しくは以下のDR Inui VC50の詳細をチェックしてください。
ビタミンC50%配合美容液
ぜひお試しください!
銀座アイグラッドクリニックでのおでこシワ治療
当院では、おでこのシワに対して複数のアプローチ方法をご用意しています。シワの種類や深さ、患者の皆さまのご希望や生活スタイルに合わせて、最適な治療法をご提案いたします。
初めての方には、カウンセリングでお悩みを丁寧にお聞きし、肌の状態を確認したうえで治療プランをご案内します。おでこのシワケアは、一度の治療だけでなく継続的なケアが重要です。当院で実施している以下の施術についてご紹介します。
- フレンチショットU225
- ボトックス注射
- フォトフェイシャル
フレンチショットU225
フレンチショットU225は、極細の針を用いて肌の最適な層に薬液を直接注入することで、おでこのシワやたるみに直接アプローチする施術です。従来の注入方法と比較して、痛みやダウンタイムを抑えながら有効成分をスピーディかつ均一に届けられるのが特徴です。
肌の再生、ハリと潤いの回復、シワの改善など、複合的な効果が期待できます。当院では院長が日本人初のメソガン(U225)認定証を取得しており、院長が体系化したオリジナルの注入方法により、肌本来の潜在的な能力を最大限に引き出し、自然な若々しさを取り戻すサポートをしています。
フレンチショットの詳しい施術内容は以下の記事で詳しく解説しています。気になる方はぜひご覧ください。
>>銀座アイグラッドクリニックのフレンチショットU225について
ボトックス注射
ボトックス注射は、表情筋の過剰な動きによって生じる「表情ジワ」に特に効果的な治療法です。ボトックス注射では、表情筋の動きを緩和することで、シワの原因にダイレクトにアプローチします。
当院では「ボツラックス」と「アラガン」の2種類の薬剤を使用しており、患者の皆さまの肌質や希望に合わせて選択が可能です。施術は10〜15分程度で完了し、ダウンタイムもほとんどないため、お忙しい方にも人気です。
効果は徐々に現れ、3〜4日後から実感できることが多く、約3〜4か月持続します。自然な表情を保ちながらシワを緩和したい方におすすめの治療法です。
ボトックスの詳しい施術内容は以下の記事で詳しく解説しています。気になる方はぜひご覧ください。
>>銀座アイグラッドクリニックのボトックス注射について
フォトフェイシャル
フォトフェイシャルは、特殊な光(IPL)を肌に照射することで、シワの原因となる肌質の改善を促す治療法です。おでこの浅いシワや小じわ、くすみなどに効果的にアプローチします。
照射された光のエネルギーが肌の奥深くまで届き、コラーゲンの生成を促進することで、肌のハリや弾力を高める効果が期待できます。メラニンにも反応するため、シミやそばかすの改善にも役立ちます。
当院では、M22という最新の機器を採用し、冷却機能も備えているため痛みを抑えながら施術が可能です。施術時間は約30分で、メイクもすぐに可能なので、日常生活への影響も最小限です。定期的に受けることで、おでこのシワだけでなく全体的な肌質の向上も期待できる治療法です。
フォトフェイシャルの詳しい施術内容は以下の記事で詳しく解説しています。気になる方はぜひご覧ください。
>>銀座アイグラッドクリニックのフォトフェイシャルM22について
まずはお気軽にご相談ください
おでこのシワを予防する3つのポイント
おでこのシワは、一度できてしまうと完全に消すことは難しいです。以下の3つのポイントを意識すれば、シワの発生を遅らせ、深くならないように予防できます。
- 日焼け止めを毎日塗る
- 表情筋を鍛える
- 規則正しい生活習慣を意識する
日焼け止めを毎日塗る
日焼け止めは、シワ予防に欠かせないアイテムです。紫外線は、肌の弾力を保つコラーゲンやエラスチンを破壊し、シワの大きな原因となります。日焼け止めの選び方と使用方法は以下のとおりです。
- SPF30以上、PA++以上のものを選ぶ
- 曇りの日でも必ず塗る
- 2~3時間おきに塗り直す
研究 によると、日常的に日焼け止めを使用している人は、使用していない人と比べて、顔のシワの発生が24%少ないという結果が出ています。
表情筋を鍛える
表情筋は、顔の表情を作る筋肉のことです。表情筋が衰えると、肌のハリが失われ、シワができやすくなります。表情筋を鍛えることで、肌の弾力を維持し、シワの予防につながります。
表情筋トレーニングの例は以下のとおりです。
- 眉上げ:眉毛をゆっくりと持ち上げ、5秒間キープ。5回繰り返す。
- 目力アップ:目を大きく見開き、5秒間キープ。5回繰り返す。
- 笑顔キープ:口角を上げて、笑顔を5秒間キープ。5回繰り返す。
- あいうえお体操:「あ」「い」「う」「え」「お」と、口を大きく動かして発声。5回繰り返す。
トレーニングを毎日数分間行うことで、表情筋が鍛えられ、シワの予防に効果があります。過度なトレーニングは逆効果になる可能性があるため、無理のない範囲で行うことが大切です。
規則正しい生活習慣
規則正しい生活習慣は、健康な肌を保つために欠かせません。以下の点に注意しましょう。
- 睡眠:7~8時間の質の高い睡眠を取る
- 食事:バランスの取れた食事を心がける(主食や主菜、副菜をそろえる)
- 運動:軽い運動を習慣的に行う(ウォーキング、ヨガなど)
- ストレス管理:趣味やリラックスできる時間を持つ
特に睡眠は重要で、7時間以上の睡眠を取っている人は、5時間以下の睡眠しか取っていない人と比べ、肌の老化速度が遅くなります。バランスの取れた食事は、肌の健康に必要な栄養素を補給するために重要です。特に、以下の栄養素が老化の防止におすすめです。
- タンパク質:コラーゲンの主成分であり、肌の弾力を保つ
- ビタミンC:コラーゲンの生成を促進し、抗酸化作用もある
- ビタミンE:抗酸化作用があり、肌の老化を防ぐ
- オメガ3脂肪酸:炎症を抑え、肌の保湿を助ける
栄養素を意識的に摂取することで、肌の健康維持に役立ちます。
おでこだけでなく、目元に悩みをお持ちの方もいるのではないでしょうか。目の下のたるみが気になる方は以下の記事もぜひチェックしてみてください。
>>目の下のたるみを取りたい!原因や治療法、自力でできる対策も紹介
おでこのシワに関するよくある質問
おでこのシワに関するよくある質問にお答えします。
おでこのシワは完全に消すことができますか?
残念ながら、一度深く刻まれてしまったシワを完全に消すことは、自然な方法では難しいです。おでこのシワは、以下のようなさまざまな要因が複雑に絡み合って生じます。
- 加齢による肌の弾力低下
- 長年の表情グセの積み重ね
- 紫外線によるダメージの蓄積
若い頃は肌の弾力があるため、多少のシワは自然に消えていきますが、年齢を重ねるにつれて肌の弾力が失われ、シワが深く刻まれやすくなってしまいます。すでにできてしまった深いシワを完全に消すことは難しいですが、適切なケアを続けることで、シワを目立たなくしたり、進行を遅らせたりすることは可能です。
早期に適切なケアを始めることで、将来的な深いシワの発生を予防できる可能性も高まります。毎日の保湿ケアを徹底することで、乾燥による小ジワの改善に役立ちます。大切なのは、諦めずに、ご自身のシワの状態や生活習慣に合ったケア方法を見つけることです。
自宅でのケアだけでもシワは改善しますか?
はい、自宅でのケアだけでも、ある程度のシワの改善効果は期待できます。特に、乾燥による小ジワや、まだ浅いシワには効果的です。
自宅でのケアと並行して、クリニックでの専門的な治療を受けることで、より効果的なシワ改善が期待できます。 ご自身のシワの状態や悩みに合わせて、最適なケア方法を選択しましょう。
まとめ
おでこのシワの主な原因は、加齢による肌のハリ不足や表情のクセ、紫外線や生活習慣の乱れです。改善策としては以下が挙げられます。
- 毎日の保湿ケアとマッサージ
- シワ改善効果が期待できるスキンケア用品の使用
- 美容クリニックでの施術
シワを予防するためには、以下のポイントに気をつけましょう。
- 日焼け止めを毎日塗る
- 表情筋を鍛える
- 規則正しい生活習慣を心がける
対策を継続的に行うことで、おでこのシワを改善し、若々しい印象を保てます。
銀座アイグラッドクリニックでは、おでこのシワに効果的なフレンチショットU225やボトックス注射、DR Inui VC50美容液など、さまざまな治療法をご用意しています。お肌の状態やご希望に合わせて、最適な治療法をご提案いたしますので、おでこのシワでお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。
まずはお気軽にご相談ください
参考文献
- Jiaqi Ling, Haiguang Zhao. A Systematic Review and Meta-Analysis of the Clinical Efficacy and Patients’ Satisfaction of Micro-focused Ultrasound (MFU) Treatment for Facial Rejuvenation and Tightening. Aesthetic Plast Surg, 2023, 47(5), p.1806-1823.
- Sue Ellen Cox, Joely Kaufman-Janette, Joel L Cohen, Michael Gold, John Joseph, Mark S Nestor, Berthold Rzany, Susan Taylor, Jihao Zhou, Michael Cecerle, Elena Pueraro, Ryan Irvine, Steven Dayan. LetibotulinumtoxinA Attenuates the Psychological Burden of Glabellar Lines and Is Associated With High Subject Satisfaction in Phase 3 Clinical Trials. Dermatol Surg, 2024, 50(6), p.535-541.
- Patricia Farris, Diane Berson, Neal Bhatia, David Goldberg, Edward Lain, Kavita Mariwalla, Joshua Zeichner, Dara Miller, Tony McGuire, Menas Kizoulis. Efficacy and Tolerability of Topical 0.1% Stabilized Bioactive Retinol for Photoaging: A Vehicle-Controlled Integrated Analysis. J Drugs Dermatol, 2024, 23(4), p.209-215.
- S L Schnider, R R Kohn. Effects of age and diabetes mellitus on the solubility and nonenzymatic glucosylation of human skin collagen. J Clin Invest, 1981, 67(6), p.1630-1635.
- H Kröger, I Donner, G Skiello. Influence of a new virostatic compound on the induction of enzymes in rat liver. Arzneimittelforschung, 1975, 25(9), p.1426-1429.