部分痩せはできる?効果が期待できる方法と理想のボディラインを作るコツ

2025.06.29 更新

お腹周りや二の腕、太ももなど部分的に痩せたい方が多いですが、体の構造上、全身で脂肪燃焼するため、特定部位の脂肪は落ちにくいです。しかし、見た目で痩せることは可能です。この記事では、部分痩せを実現する効果が期待できる方法を解説します。

脂肪溶解注射や脂肪冷却などの医療施術やEMS、日常生活上のアプローチなどを紹介します。自分の体質やライフスタイルに合った方法を見つけて、理想のボディラインを目指しましょう。

当院では脂肪溶解注射(カベリン)による痩身治療を行っています。二の腕やお腹周りなど気になる部位を狙い撃ちでき、すっきりとしたシルエットを目指せます。初回7,600円(税込)からお試しいただけ、施術時間は部位により5〜15分程度と短時間です。ダウンタイムも短く、施術後すぐに日常生活に戻れます。脂肪溶解注射について、以下のページでより具体的に説明しています。
>>脂肪溶解注射(カベリン)について

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部分痩せは基本的に難しい

毎日腹筋運動を実施した場合、腹筋は鍛えられますが、脂肪の燃焼は全身で起こるため、お腹の脂肪だけが減少することは難しいとされています。部分的に鍛えても、筋肉下の脂肪が減少しなければ、期待する効果が得られません。体重の増減は、脂肪細胞の変化が影響しているため、増えた脂肪細胞の減少は難しいです。

日々の脂肪細胞の継続的な管理が重要と言えます。脂肪のつきやすい部位は、人それぞれ異なり、遺伝的な要素が影響しています。他の人と同じダイエット方法でも、効果に個人差が生じる可能性があります。筋トレで特定の部位の筋肉を鍛えれば、引き締まって見えるため「見た目」の部分痩せが目指せます。

マッサージやエステでむくみが解消されれば、一時的なサイズダウンは可能です。医療機関で行われている脂肪冷却や脂肪溶解注射などの施術は、費用やリスク、副作用などの考慮が必要です。むくみや筋肉のつき方、脂肪のつき方など、自分の体と向き合いながら、最適な方法を見つけましょう。

部分痩せが期待できる3つの方法

部分痩せに効果が期待できる、以下の3つの方法を解説します。

  • 脂肪溶解注射
  • 脂肪冷却痩身
  • EMS

脂肪溶解注射

脂肪溶解注射は、デオキシコール酸などの薬剤を皮下脂肪に直接注射し、脂肪細胞にアプローチする治療法です。施術部位の脂肪細胞は、体内の代謝によって徐々に排出され、落ちにくい部分的な脂肪の減少を目指します。個人差はありますが、効果が現れるまでに数週間~数か月要し、複数回の注射が必要な場合もあります。

施術部位には一時的な腫れや赤み、内出血などが生じる可能性があります。皮膚の凹凸や色素沈着が、まれに生じる人もいます。施術前にカウンセリングを受け、リスクを理解することが重要です

以下の記事では、脂肪溶解注射の施術後に起こりうるダウンタイムについて、具体的な症状や期間、軽減するための対策まで詳しく解説しています。施術を検討する際の参考にしてください。
>>脂肪溶解注射のダウンタイムとは?期間や症状、軽減する方法を解説

脂肪冷却痩身

脂肪冷却痩身は、特殊な装置で脂肪を冷却することで脂肪細胞にアプローチする施術です。脂肪細胞が低温に反応しやすい性質を利用し、施術部位の脂肪細胞が数週間〜数か月かけて体外に排出しやすくします。脂肪冷却痩身は、部分痩せを目指す治療法の一つです。

脂肪冷却痩身は、非侵襲的な施術であるため、ダウンタイムが短く、日常生活への影響が少ないメリットがあります。施術部位によっては、一時的な赤みや腫れ、しびれなどが生じる可能性があります。脂肪が極端に少ない方や、冷え性の方は施術を受けられない場合があります。施術前に医師に相談し、自分の体質や状態に適しているか確認しましょう。

EMS

EMS(Electrical Muscle Stimulation)は、電気刺激によって筋肉を収縮させ、筋力トレーニングと同様の効果が期待できる方法です。EMSは、運動が苦手な方や、特定の部位の筋肉を刺激したい方の選択肢の一つです。アスリートにも導入されており、自発的トレーニングを組み合わせることで、筋力向上が期待できるという報告がされています。

部分痩せを目指すためには、EMSと並行して、バランスの良い食事や適度な有酸素運動を取り入れることが重要です。EMSの使用中に、刺激が強すぎる場合は、レベルを調整するか、使用を中止してください。持病のある方や、妊娠中の方は、使用前に医師に相談することをおすすめします。

部分痩せにつながる食事のポイント

部分痩せにつながる、効果が期待できる食事のポイントを解説します。

  • 塩分を控える
  • 甘いもの・脂っぽいものを避ける
  • タンパク質をしっかり摂取する
  • 水分を摂る

塩分を控える

塩分の摂りすぎは、体内の水分バランスに影響し、むくみにつながる可能性があります。むくみは、見た目の印象に影響する人もいるため、塩分摂取量は1日6g未満を目標にした食生活の見直しが大切です。塩分を控える具体的な方法は、以下のとおりです。

  • 加工食品やインスタント食品を控える
  • 調味料は計量スプーンで量を測る
  • 外食では薄味を心がける
  • カリウムを多く含む食品を摂取する

カリウムは、バナナ、ほうれん草、アボカドなどに含まれます。塩分の排出をサポートするため、積極的に摂り入れましょう。

甘いもの・脂っぽいものを避ける

お菓子や揚げ物、ファストフードなどは、カロリーが高く栄養価が低いため、部分痩せを目指す人は控えましょう。甘いものや脂っぽい食べ物を避けるためには、間食に果物やヨーグルト、ナッツなどのヘルシーな食品を選びます。料理をする際は、油やドレッシング、マヨネーズなどの高カロリーな調味料を控える必要があります。

間食は、お菓子の代わりに果物やヨーグルトを食べるのもおすすめです。食事は、蒸し料理や焼き物へのメニュー変更やノンオイルドレッシングの使用など、簡単にできる工夫をしましょう。

タンパク質をしっかり摂取する

タンパク質は、筋肉を作るために必要な栄養素です。筋肉量が増えると基礎代謝が上がり、脂肪が燃焼しやすくなります。タンパク質は消化に時間をかけるため、食べすぎを防ぐ効果も期待できます。タンパク質が多く含まれている食品は以下のとおりです。

  • 肉類:鶏むね肉、ささみ、豚ヒレ肉、牛赤身肉など
  • 魚介類:鮭、マグロ、サバ、いわしなど
  • 大豆製品:豆腐、納豆、味噌など
  • 乳製品:牛乳、ヨーグルト、チーズなど

1日に必要なタンパク質摂取量の目安は、体重1kgあたり約1gです。体重が50kgの人であれば、1日に約50gのタンパク質を摂取することが理想的です。体重や活動量に応じた、適切な量の摂取を心がけましょう。

水分を摂る

水分は、老廃物の排出をサポートし、代謝を促進する効果が期待できます。こまめな水分摂取は、空腹感の抑制にもつながります。1日に必要な水分量は、約1.5〜2リットルです。起床後や運動後、入浴後などは、積極的に水分摂取をしましょう。カフェインを含むコーヒーや緑茶は利尿作用があるため、水分補給には水や麦茶などがおすすめです。

理想のボディラインを作るコツ

自分の体と向き合いながら、理想のボディラインを作る方法を解説します。

  • 筋トレをする
  • 有酸素運動を行う
  • マッサージを取り入れる
  • 体型の写真を撮っておく
  • 全体のバランスを意識する
  • ストレスを管理する

筋トレをする

筋トレは、筋肉を鍛えることで体のラインの変化を目指す方法です。特定部位の筋トレ方法は、以下を取り入れてみましょう。

  • 二の腕:腕立て伏せやダンベルを使ったトレーニング
  • お腹周り:腹筋運動やプランク
  • 太ももやふくらはぎ:スクワットやランジ

筋トレは、週に2~3回程度行うのがおすすめです。自分の体力や体調に合わせて、無理なく続けられるペースが大切です。適切な負荷と回数で、効率を高めて筋肉を鍛えましょう。

以下の記事では、特に気になりやすい「二の腕」にフォーカスし、運動や食事、美容医療まで含めた痩身対策を詳しく解説しています。効率的に二の腕痩せを目指したい方はぜひご覧ください。
>>二の腕痩せはできる?運動や食事のポイントから美容医療まで徹底解説

有酸素運動を行う

有酸素運動は、ウォーキングやジョギング、水泳など長時間続ける運動です脂肪燃焼効果が高く、全身の脂肪を落とすのにつながります。筋トレと組み合わせると、ボディメイクが効率的に進みます。有酸素運動は、週に3回程度、30分以上行うのが理想的です。好きな音楽を聴いたり、景色を楽しんだりしながら、無理なく続けることが大切です。

運動が苦手な方は、日常生活の中で活動量を増やすだけでも効果が期待できます。階段で上がったり、一駅分歩いたり、意識的に体を動かす習慣を身につけましょう。

マッサージを取り入れる

マッサージは、血行やリンパの流れを促進し、むくみを解消する効果が期待できます。むくみが原因で太く見える部分を、スッキリさせるのに役立ちます。ふくらはぎや顔周りなどは、マッサージの効果を実感しやすいです。マッサージは、お風呂上がりなど、体が温まっているときがおすすめで、クリームやオイルを使うと、より効果が期待できます。

マッサージは、脂肪細胞を直接減らす効果はありませんが、見た目の印象を改善する効果が期待できます

体型の写真を撮っておく

自分の体型を客観的に見ると、ボディメイクのモチベーション維持につながります。定期的に写真を撮影し、変化を視覚的に確認できます。写真は、同じ場所や同じ服装、同じポーズなどで撮ると変化がわかりやすいです。全身だけでなく、部分的に気になる部位も撮影すると、効果を実感しやすいです。

写真を見比べることで、自分の努力が目に見えるため、モチベーションを維持しやすいです。客観的に自分の体型を評価できると、改善点が見えてきます

全体のバランスを意識する

理想のボディラインを作るためには、全体のバランスを意識することが大切です。上半身に集中すると、下半身とのバランスが悪くなり、不格好に見える可能性があります。全身をバランス良く鍛えることで、美しいボディラインを目指せます。

ストレスを管理する

ストレスは、過食や睡眠不足の原因となり、ダイエットの妨げになる場合があります。ストレスは自律神経のバランスを崩し、ホルモンの分泌に影響を与えるため、脂肪の蓄積を促進する可能性があります。ストレスを溜め込まないために、適度な発散が大切です。

リラックスできる時間を作ったり、趣味を楽しんだり、自分に合ったストレス解消法を見つけましょう。質の高い睡眠も重要です。睡眠不足は、食欲をコントロールするホルモンに影響し、過食につながる可能性があります。質の高い睡眠のために、規則正しい生活リズムを心がけましょう。

まとめ

脂肪燃焼は、全身で起こるため、特定の部位だけ痩せるのは難しいですが、見た目の印象を変えることは可能です。筋トレで筋肉をつけたり、マッサージでむくみを解消したりする方法があります。脂肪溶解注射や脂肪冷却痩身などの医療施術も選択肢の一つですが、医師と相談し費用やリスクも考慮しましょう。

自分の体質や、目標に合った方法を選ぶことが大切です。バランスの良い食事や適度な運動、自分の体と向き合うことなどが理想のボディラインへの近道です。焦らず、一つずつステップアップしていきましょう。

当院で採用している脂肪溶解注射は、デオキシコール酸だけでなく痛みや腫れを抑える成分が配合されていて、ダウンタイムが短く、痛みやダメージも比較的少ないとされています。顔回りだけでなく、お腹や腕、太ももなどにも施術可能です。
>>脂肪溶解注射(カベリン)について

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参考文献

Swarup Mukherjee, Jeryn Ruiwen Fok, Willem van Mechelen.Electrical Stimulation and Muscle Strength Gains in Healthy Adults: A Systematic Review.J Strength Cond Res,2023,37,4,p.938-950