二の腕が気になる方、落ちにくい二の腕の脂肪に悩んでいる方は多くいらっしゃいます。二の腕痩せが難しい理由には、さまざまな要因があります。普段は使用しない上腕三頭筋などの筋力低下や加齢による基礎代謝の低下、リンパの流れの滞りやすさなどです。
本記事では、二の腕痩せが難しい理由や二の腕痩せが期待できる最新の美容医療、食事のポイント、おすすめの運動方法について解説します。理想の二の腕に近づけるよう、一緒に取り組んでいきましょう。
以下の記事では、美容医療の中でも注目されている「脂肪溶解注射」による二の腕痩せについて、効果や費用、痛みの程度などを詳しく紹介しています。注射による施術を検討している方はぜひ参考にしてください。
>>二の腕に脂肪溶解注射を打つ効果とは?費用や痛みについても解説
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二の腕痩せが難しい理由
二の腕痩せが難しい理由は、以下のとおりです。
- リンパの流れが悪い
- 年齢とともに太りやすい
- 運動によるダイエットが難しい
- 猫背など姿勢の影響を受けやすい
リンパの流れが悪い
二の腕は、リンパの流れが滞りやすい部位です。リンパ管は老廃物や余分な水分を回収しています。リンパの流れが悪くなると老廃物や水分が溜まりやすくなるため、むくみが生じる原因です。むくみは二の腕が太くなる要因の一つと考えられています。
二の腕痩せには、リンパの流れを良くすることが大切です。デスクワークなどで長時間同じ姿勢を続けていると、流れが悪化します。こまめなストレッチやマッサージ、適度な運動を心がけましょう。
年齢とともに太りやすい
年齢を重ねると、基礎代謝が低下します。基礎代謝とは、生命維持のために最低限必要なエネルギー消費量のことです。基礎代謝が低下すると、今までと同じ量の食事を摂っていても、エネルギーが消費されず、脂肪として蓄積されやすくなります。二の腕は、脂肪がつきやすく落ちにくい部位であるため、基礎代謝が低下するとすぐに脂肪がつきます。
加齢とともに女性ホルモンが減少することも、脂肪の蓄積を促進する要因です。バランスの良い食事や適度な運動、質の高い睡眠を心がけることで、年齢に負けない体づくりを意識することが大切です。
運動によるダイエットが難しい
二の腕の筋肉(上腕三頭筋)は他の部位に比べて小さく、鍛えるのが難しい筋肉です。ダイエットをする際は、全身の脂肪を落とすことで、二の腕も細くなります。二の腕の筋トレだけでなく、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動も取り入れ、全身の脂肪燃焼を促しましょう。
運動だけでなく、食事管理も重要です。バランスの良い食事を摂ることで、健康的に痩せることができます。
猫背など姿勢の影響を受けやすい
猫背などの姿勢は、肩や腕周りの筋肉、上腕三頭筋の衰えを招き、脂肪がつきやすい状態を作ります。姿勢の悪さは、血行不良やリンパの流れの悪化にもつながります。血行不良は筋肉や組織への酸素供給を低下させるため、代謝を悪くする要因です。
リンパの流れの悪化は、老廃物の蓄積を招き、むくみを引き起こします。さまざまな要因が重なることで、二の腕が太くなる原因となります。正しい姿勢を意識し、日頃から背筋を伸ばす、肩甲骨を寄せる心がけをすることで、二の腕痩せをサポートできます。
二の腕痩せが期待できる美容医療は脂肪溶解注射
二の腕痩せが期待できる美容医療に、脂肪溶解注射があります。下記の3つを解説します。
- お悩みに合わせた二の腕痩せが期待できる
- 早く痩せられる可能性がある
- ダウンタイムが短く施術を受けやすい
お悩みに合わせた二の腕痩せが期待できる
脂肪溶解注射とは、脂肪細胞の減少を目的とした注射による治療法です。当院では脂肪溶解注射(カベリン)による痩身治療を行っています。二の腕の気になる部位に狙い撃ちでき、すっきりとしたボディラインをサポートします。
カベリンは、デオキシコール酸を0.5%と高濃度(BNLS neoの約5000倍の濃度)で配合しています。デオキシコール酸は胆汁酸の一種で、注射によって脂肪細胞に入ると脂肪細胞の細胞膜を破壊する事が可能です。
破壊された脂肪細胞は、再び脂肪をため込むことはできなくなるため、リバウンドすることが少なく、永続的な効果が見込めます。患者の皆さまの体質や脂肪の蓄積状態、希望する効果によって異なるため、医師とのカウンセリングで慎重に選択することが大切です。
早く痩せられる可能性がある
脂肪溶解注射の効果には個人差がありますが、比較的短期間で変化を実感するケースもあります。食事制限や運動によるダイエットは、時間がかかり、継続的な努力が必要です。自己流のダイエットで結果が出ない方にとって、脂肪溶解注射は一つの選択肢になります。
脂肪溶解注射の効果を高めるためには、施術後のケアも大切です。当日の激しい運動や入浴は避け、治療部位を擦らないようにしましょう。
以下の記事では、脂肪溶解注射を含む部分痩せの方法や、それぞれのメリット・デメリット、理想のボディラインを作るためのコツを詳しく紹介しています。自分に合った痩身方法を見つけたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
>>部分痩せはできる?効果が期待できる方法と理想のボディラインを作るコツ
ダウンタイムが短く施術を受けやすい
脂肪溶解注射は、メスを使用しない、注射による施術です。施術時間は部位により5〜15分程度と短く、施術後はそのまま帰宅できます。ダウンタイムも個人差はありますが、短いことが特徴です。日常生活への影響も少ないため、忙しい方でも施術を受けやすいメリットがあります。
施術部位に腫れや赤み、内出血、痛み、熱感などが生じる場合があります。通常、数日〜数週間で治まりますが、症状が強い場合や長引く場合は、クリニックに相談しましょう。
安心して脂肪溶解注射を受けるためには、信頼できるクリニック選びが重要です。経験豊富な医師が在籍し、丁寧なカウンセリングを行っているクリニックを選びましょう。疑問や不安があれば、積極的に相談してください。
以下の記事では、脂肪溶解注射後に生じるダウンタイムについて、具体的な期間やよくある症状、症状を軽減するためのケア方法まで詳しく解説しています。施術前に不安を解消したい方はぜひご覧ください。
>>脂肪溶解注射のダウンタイムとは?期間や症状、軽減する方法を解説
二の腕痩せにつながる食事ポイント
理想の二の腕に近づくための食事ポイントは以下のとおりです。
- 間食を控える
- タンパク質を摂取する
- 脂質を控える
間食を控える
間食で糖質や脂質を摂りすぎると、脂肪として蓄積されやすいです。二の腕の筋肉(上腕三頭筋)は小さく、日常生活での活動では十分に刺激されないためです。脂肪がつきやすく、一度ついた脂肪は落ちにくい傾向があります。
間食を控えることで、余分なカロリー摂取を抑え、脂肪の蓄積の抑制に役立つと考えられています。食事をよく噛んでゆっくり食べることも大切です。よく噛むことで満腹感を得やすくなり、食べすぎを防げます。唾液の分泌が促進され、消化吸収がスムーズになる効果も期待できます。
どうしてもお腹が空いたときは、以下の間食を適量食べましょう。間食の目安は、1日あたり200kcal以内、糖質量は10g程度とされています。
- ナッツ:食塩・油分を用いていないものがおすすめ
- ヨーグルト:低脂肪または無糖の商品がおすすめ
- 高カカオチョコレート:カカオ70%以上のものがおすすめ
- フルーツ:低糖質のベリー類やリンゴが特におすすめ
- 干し芋:腹持ちが良いが、糖質量も多いので食べすぎには注意が必要
タンパク質を摂取する
タンパク質は、筋肉の材料となる大切な栄養素です。筋肉量を増やすことで基礎代謝が上がり、脂肪が燃焼しやすい体質を作れます。基礎代謝が高いほど、多くのエネルギーを消費するため、太りにくい体質と言えます。1日に必要なタンパク質の摂取量の目安は、以下のとおりです。
- 運動習慣のない方:体重1kgあたり約1g
- 運動強度が高い方:体重1kgあたり約1.5~2.0g
鶏むね肉や豆腐、魚などは良質なタンパク質を豊富に含んでいます。タンパク質含有量は、以下のとおりです。
- 鶏むね肉(100g):約23g
- 木綿豆腐(1丁:約300g):約7g
- 鮭(1切れ:約80g):約20g
- 卵(1個):約12g
- 牛ひき肉(100g):約18g
さまざまな食材をバランス良く摂取することで、必要なタンパク質量を確保しましょう。
脂質を控える
脂質は、摂りすぎると体脂肪として蓄積されやすい栄養素です。揚げ物や脂身の多いバラ肉などは、脂質を多く含んでいるため、控えめにしましょう。調理の際にも油を多く使いすぎないよう注意が必要です。
脂質はエネルギー源となる大切な栄養素でもあるため、全く摂らないのは健康に良くありません。ホルモンの生成や細胞膜の構成要素など、体にとって重要な役割を担っています。良質な油を適度に摂取するように心がけましょう。良質な油の種類と特徴は、以下の表のとおりです。
油の種類 | 特徴 |
オリーブオイル | ・オレイン酸が多く、悪玉コレステロールを減らす効果が期待できる ・動脈硬化や心疾患のリスクを下げる効果も期待されている |
魚油 | ・EPA、DHAが多く、中性脂肪を減らす効果が期待できる ・血液の流れを良くする効果も期待されており、生活習慣病予防につながる |
アボカドオイル | ・不飽和脂肪酸が多く、酸化しにくい油である ・ビタミンEが多く含まれており、抗酸化作用も期待できる |
食事のポイントを意識することで、二の腕痩せをサポートし、健康的な体作りにもつながります。無理なく続けられる範囲で、実践してみましょう。焦らず、少しずつ、生活習慣を改善していくことが大切です。
二の腕痩せの効果を高める運動
自宅で簡単にできる二の腕痩せ運動について、以下の3つを解説します。
- 腕立て伏せ
- ダンベルを使った運動
- 腕を大きく回すストレッチ
腕立て伏せ
腕立て伏せは、二の腕の筋肉である上腕三頭筋のトレーニングに適した運動の一つです。腕立て伏せの手順は以下のとおりです。
- ステップ1:床にうつ伏せになり、肩幅より少し広めに両手を置く
- ステップ2:足は腰幅に開き、つま先を立てる
- ステップ3:息を吸いながら、肘を曲げて体を下ろす
- ステップ4:胸が床につく直前まで下ろしたら、息を吐きながら肘を伸ばし、元の姿勢に戻す
- ステップ5:10〜15回を1セットとし、2〜3セット繰り返す
腕立て伏せをする際は、手のひらが肩の真下に来るように意識しましょう。腰を痛めないよう、体を反らせたり、お尻が上がったりしないよう注意してください。最初は膝をついた状態から始めても問題ありません。無理のない範囲で、徐々に回数を増やしましょう。
二の腕の筋肉は比較的小さいため、2~3日おきに行うほうが、筋肉の成長を促進し、効率良く二の腕を引き締めることができます。休息日は他の部位のトレーニングやストレッチを行うのも良いです。
ダンベルを使った運動
ダンベルを使った運動は、自重トレーニングよりも負荷を高めることができ、効率的に筋肉を鍛えることができます。ダンベルを使ったフレンチプレス運動の手順と注意点は、以下のとおりです。
- ステップ1:両手でダンベルを持ち、立位または膝を軽く曲げた座位姿勢をとる
- ステップ2:肘を曲げた状態で、ダンベルを頭の後ろに下ろす
- ステップ3:肘を支点にダンベルを天井に向かって垂直に持ち上げる
- ステップ4:ダンベルを元の位置に戻す
- ステップ5:10〜15回を1セットとし、2〜3セット繰り返す
フレンチプレスを行う際、ダンベルの重さは、徐々に重くしましょう。ダンベルがない場合は、水を入れたペットボトルで代用できます。肘が外側に開かないように注意し、上腕三頭筋に効いていることを意識しながら行いましょう。毎日行うより、休息日を挟みながら行うと、より効果が期待できます。
腕を大きく回すストレッチ
腕を大きく回すストレッチは、肩甲骨周辺の筋肉をほぐし、血行を促進することで、二の腕痩せをサポートします。血行を促進することで、老廃物の排出を促し、むくみを軽減する効果が期待できます。腕を大きく回すストレッチの手順と注意点は、以下のとおりです。
- ステップ1:両腕を肩の高さまで上げ、手のひらを下に向ける
- ステップ2:肘を伸ばしたまま、両腕を大きく後ろに10回、回す
- ステップ3:両腕を前に10回、回す
- ステップ4:前後10回ずつを1セットとし、2〜3セット繰り返す
ストレッチは、お風呂上がりなど体が温まっているときに行うほうがおすすめです。腕を回す際は、姿勢を正し、肩甲骨を意識しましょう。肩甲骨を動かすイメージで、大きく円を描くように回します。ストレッチは毎日継続して行うことが大切ですが、肩や首に痛みを感じた場合は、無理をせず中止してください。
適度な運動を取り入れることで、二の腕痩せの効果を高めやすくなります。少しずつ生活習慣を改善していきましょう。
まとめ
二の腕痩せの難しさは、リンパの流れや加齢、運動の難しさ、姿勢などがあります。原因を理解すれば、対策が見えてきます。食事や運動といった日常生活での工夫に加え、脂肪溶解注射といった美容医療も選択肢の一つです。自分に合った方法で、理想の二の腕に近づきましょう。
当院では脂肪溶解注射(カベリン)による痩身治療を行っています。二の腕の気になる部位を狙い撃ちでき、すっきりとしたシルエットを目指せます。初回7,600円(税込)からお試しいただけ、施術時間は部位により5〜15分程度と短時間です。ダウンタイムも短く、施術後すぐに日常生活に戻れます。脂肪溶解注射について、以下のページでより具体的に説明しています。
>>脂肪溶解注射(カベリン)について
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