顔のケアは念入りにしているのに、首のケアは忘れがちではありませんか? 首の皮膚は顔よりも薄く、年齢サインが現れやすい部位です。首のシワの原因は加齢だけではなく、紫外線や乾燥、姿勢の悪さも大きく関係します。
この記事では、首のシワの原因や改善策を医学的な観点から解説します。毎日のケアや医療機関での施術法まで幅広く紹介しているので、効果的な対策方法が見つかる可能性があります。適切なケアと治療で、年齢を感じさせにくい、若々しい首元を目指しましょう。
当院では、首のシワ対策に有効な施術として、ボトックス注射やフレンチショットU225などを提供しています。首元の若々しさが気になる方は、ぜひ一度カウンセリングにお越しください。
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首のシワの種類について
首のシワにはいくつかの種類があり、それぞれ適切なケアをすることで改善できる可能性があります。ご自身の首のシワがどの種類に当てはまるのかを知ることから始めましょう。首のシワの種類について、以下の項目に沿って詳しく解説していきます。
- 横シワの特徴と見分け方
- 縦シワの特徴と見分け方
- 細かいちりめんジワの特徴
横シワの特徴と見分け方
横ジワは、首を横にぐるっと一周するようにできる輪っか状のシワで「ネックレスライン」と呼ばれることもあります。横ジワは、加齢による皮膚のたるみや弾力低下、紫外線による光老化、そして姿勢の悪さが主な原因です。
横ジワの特徴としては、指で皮膚を引っ張ると一時的にシワが薄くなる点が挙げられます。皮膚の弾力が低下し、たるみが生じている証拠です。
下を向いたり、首を前に傾けたりすると、横ジワがより深く刻まれる傾向があります。毎日同じ姿勢で長時間パソコン作業をしている方は、特に注意が必要です。
縦シワの特徴と見分け方
縦ジワは、首の中央から左右に伸びる縦方向のシワです。首を動かした際に、縦に走る2本の太い筋肉(胸鎖乳突筋)が浮かび上がり、筋肉の境目に沿ってシワがより深く刻まれます。若い頃から縦ジワが目立つ方もいれば、加齢とともに徐々に深くなる方もいます。
縦ジワには、以下のような要因があります。
- 生まれつき持っている皮膚の厚さ
- 遺伝的
- 表情のクセ
- 加齢
驚いたり、笑ったり、歌ったりする際に首の筋肉をよく使う方は、縦ジワができやすい傾向があります。長時間スマートフォンやパソコンを使用する際に、首を前に傾けた姿勢を続けることも、縦ジワを悪化させる原因となる場合があります。
細かいちりめんジワの特徴
細かいちりめんジワは、ちりめん布のように細かく刻まれたシワのことです。首全体に広がり、特に乾燥している部分にできやすいのが特徴です。
皮膚が薄い人や乾燥肌の人は、ちりめんジワが目立ちやすい傾向があります。皮膚の表面にある角質層の水分量が不足し、肌の柔軟性が失われることが原因です。
ちりめんジワの大きな原因は、紫外線によるダメージと乾燥です。紫外線は肌の弾力を保つコラーゲンやエラスチンを破壊し、肌の老化を促進させます。乾燥によって肌のバリア機能が低下すると、外部刺激を受けやすくなり、ちりめんジワができやすくなります。
首のシワの原因
首元は年齢が出やすいと言われており、首の皮膚は顔に比べて薄く、とてもデリケートです。少しの刺激や乾燥でもシワができやすく、一度できるとなかなか消えにくいのが特徴です。首のシワの原因は以下のとおりです。
- 加齢による肌の変化
- 紫外線による光老化
- 表情のクセや姿勢
- 乾燥
- 遺伝
加齢による肌の変化
年齢を重ねると、肌のハリや弾力を保つために必要なコラーゲンやエラスチンの成分が減少します。コラーゲンは、肌の土台となる繊維状のタンパク質で、肌に弾力やハリを与えます。エラスチンは、コラーゲン同士を結びつけ、肌の弾力や柔軟性を保つことに役立ちます。
コラーゲンやエラスチンが減少すると、肌の水分量も減少し、乾燥しやすくなります。乾燥した肌は、外部からの刺激を受けやすく、さらにシワができやすくなってしまいます。
紫外線による光老化
紫外線は、肌の老化を促進させる原因の一つです。紫外線には、UVAとUVBの2種類があります。UVAは肌の奥深くまで到達し、真皮のコラーゲンやエラスチンにダメージを与えます。UVBは肌の表面に影響を与え、日焼けや炎症を引き起こします。
表情のクセや姿勢
日常生活での何気ないクセが、首のシワの原因になることがあります。長時間のデスクワークやスマートフォン使用で首を前に突き出す姿勢や、猫背などの姿勢は危険です。首の皮膚が折り畳まれ、シワが刻み込まれてしまいます。枕が高すぎたり低すぎたりする場合も、首に負担がかかり、シワの悪化につながる可能性があります。
首を傾けるクセも特定部位のシワ形成につながりやすく、日頃から正しい姿勢を意識し、首への負担を減らすことが大切です。
乾燥
首の皮膚は顔に比べて皮脂腺が少なく、乾燥しやすいです。乾燥すると、肌のバリア機能が低下し、肌荒れや炎症を起こしやすくなり、シワの悪化にもつながります。特に、冬場やエアコンの効いた部屋では乾燥しやすいため、適切な保湿ケアが重要です。
顔のスキンケアは毎日欠かさず行っている方でも、首のケアは忘れがちです。首も顔同様に丁寧な保湿ケアをしましょう。
遺伝
家族に首のシワが多い場合、遺伝的影響も考えられます。両親や祖父母に首のシワが多い場合、自身もシワができやすい体質である可能性があります。
遺伝によって肌の構造やコラーゲン、エラスチンの生成量などが決まるため、シワのできやすさにも個人差があります。しかし、日々のケアや生活習慣によりシワの予防や改善が期待できます。
年齢別の首のシワの特徴と対策
首のシワは、年齢を重ねるにつれて、種類や深さが変化していきます。それぞれの年代に特徴的なシワの種類を理解し、適切な対策を行うことで、将来のシワを予防したり、今のシワを改善したりすることに役立ちます。以下の項目に沿って、年齢別の首のシワの特徴と対策を解説します。
- 20〜30代に現れる首のシワと対策
- 40〜50代に現れる首のシワと効果的なケア方法
- 60代以降に現れる首のシワへの対応策
20〜30代に現れる首のシワと対策
20〜30代では、生まれたときからある横ジワが、うっすらと見え始めることがあります。成長期に皮下脂肪が減少することで、以前は隠れていたシワが目立つようになるためです。20〜30代に現れるシワはまだ浅く、適切なケアを行うことで改善が期待できます。
注意したいのが、スマートフォンやパソコンの長時間使用による姿勢の悪化です。うつむいた姿勢を続けると、シワが刻まれやすくなります。
紫外線は肌の老化を促進させるため、首にも日焼け止めを塗ることが重要です。日焼け止めは、紫外線A波(UVA)と紫外線B波(UVB)の両方を防ぐ効果のあるものを選びましょう。
UVAは肌の奥深くまで届き、シワやたるみの原因となる光老化を引き起こします。UVBは肌表面に作用し、日焼けや炎症を起こします。SPFはUVBを防ぐ効果の指標、PAはUVAを防ぐ効果の指標です。日常生活ではSPF30、PA++以上の日焼け止めがおすすめです。
保湿ケアも欠かせません。首の皮膚は顔に比べて薄く、皮脂腺が少ないため乾燥しやすく、シワができやすい部分です。化粧水や乳液でしっかりと保湿し、肌の水分を保ちましょう。
セラミドは肌のバリア機能を維持するうえで重要な成分です。セラミドが配合された化粧品を使用することで、肌の水分保持能力を高め、乾燥を防ぐことができます。
40〜50代に現れる首のシワと効果が期待できるケア方法
40〜50代になると、加齢によるコラーゲンやエラスチンの減少がさらに進み、20〜30代の頃よりも横ジワが深くなり、縦ジワも目立ち始めます。40代では20代の約半分までコラーゲンが減少することもあります。保湿ケアに加えて、肌のハリや弾力をアップさせるケアを取り入れることが重要になります。
毎日のスキンケアに美容液を追加することで、シワの改善に役立つ場合があります。ヒアルロン酸やコラーゲンなどの保湿成分が豊富に配合された美容液は、肌の奥深くまで浸透し、集中的な保湿ケアができます。
レチノールはビタミンAの一種で、肌のターンオーバーを促進し、コラーゲンやエラスチンの生成を促す効果が期待できます。夜のスキンケアにレチノール配合のクリームを取り入れるのもおすすめです。ただし、レチノールは刺激が強いため、初めて使用する場合は少量から始め、肌の状態を見ながら使用頻度を調整しましょう。
マッサージも効果的です。血行促進効果のあるマッサージクリームやオイルを使用し、首を優しくマッサージすることで、肌の代謝を促し、シワの改善をサポートします。鎖骨に向かってリンパを流すようにマッサージすることで、老廃物の排出を促進し、むくみの改善にも役立ちます。
60代以降に現れる首のシワへの対応策
60代以降になると、肌の弾力はさらに低下し、深い横ジワや縦ジワ、ちりめんジワなどが目立ちます。長年の紫外線ダメージの蓄積や、重力によるたるみも大きな原因です。
60代以降のシワ対策は、保湿ケアやマッサージに加えて、より積極的なアプローチが必要になる可能性があります。首専用の美容液は、首の皮膚の特徴に合わせて開発されているため、より効果的なケアが期待できます。
深いシワやたるみが気になる場合は、美容皮膚科での医療施術を検討してみましょう。当院では、年齢を重ねた肌に合わせた治療法を多数ご用意しています。幹細胞培養上清液による再生医療的アプローチや、ビタミンC点滴など、内側からのアプローチも可能です。特に首のシワやたるみが気になる方には、フレンチショットU225などの施術をおすすめしています。
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首のシワを予防・改善するセルフケア
首のシワは、加齢や紫外線、乾燥などの要因で発生しますが、毎日のちょっとした心がけで、予防や改善ができます。首のシワを予防・改善するセルフケアは以下のとおりです。
- 保湿ケア
- 紫外線対策
- マッサージ
- ストレッチ
- 食事
- 姿勢の改善と枕の選び方
自宅で簡単にできるので試してみましょう。
保湿ケア
首の皮膚は顔に比べて皮脂腺が少なく、乾燥しやすいため、丁寧な保湿ケアが重要です。化粧水や乳液、クリームなどを使い、肌に潤いを与えましょう。セラミド* などの保湿成分が配合された化粧品がおすすめです。
*セラミド:細胞と細胞の間を埋め、肌のバリア機能をサポートする働きを持つ成分
入浴後や朝起きたときなど、首元までしっかりと保湿ケアしましょう。
当院の乾雅人院長の知見をもとに開発されたビタミンC50%配合美容液「DR Inui VC50」は、高濃度ビタミンCを使ったスキンケアを手軽にご自宅でも取り入れられるよう設計されています。うるおいキープのヒアルロン酸配合で、みずみずしい素肌へ。防腐剤、エタノール、香料、鉱物油、着色料は一切不使用で、お肌への負担を考慮しております。
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紫外線対策
首は顔と同様に一年中紫外線にさらされているため、日焼け止めを毎日塗ることが重要です。SPF値の高いものを選び、外出する30分前に塗り、外出中もこまめに塗り直すと効果的です。日傘や帽子、ストールなども活用し、紫外線から首を守りましょう。
マッサージ
首のシワを目立たなくするためには、血行を良くするマッサージも有効です。マッサージクリームやオイルなどを使い、首の後ろから鎖骨に向かって、手のひら全体で優しく滑らせるようにマッサージしましょう。
マッサージは肌の代謝をアップさせるだけでなく、老廃物の排出を促し、肌にハリを与える効果も期待できます。
ストレッチ
マッサージは、血行を促進し、肌の新陳代謝を高める効果があります。新陳代謝とは、古い細胞が新しい細胞に生まれ変わるサイクルのことです。新陳代謝が活発になると、肌のターンオーバーが促進され、シワの改善や予防につながります。
首をゆっくりと回したり、傾けたりするストレッチを行いましょう。首の筋肉を伸ばし、シワを改善できます。こまめなストレッチで首の筋肉を常にリラックスさせてあげましょう。
食事
バランスの取れた適切な食事は、健康な肌を保つために欠かせません。下記の成分を食事を通して摂ることが大切です。
- ビタミンC:果物、野菜に多く含まれ、コラーゲン生成を促進する
- タンパク質:肉や魚、大豆製品などに含まれ、コラーゲンの材料となる
- 水分:肌の乾燥を防ぎ、新陳代謝を促す
セルフケアを継続することで、首のシワの予防・改善効果が期待できます。ただし、個人差があるため、効果が感じられない場合は専門医への相談をおすすめします。
姿勢の改善と枕の選び方
猫背などの悪い姿勢は、首に負担をかけ、シワを深める原因となります。正しい姿勢を意識し、首への負担を軽減するようにしましょう。正しい姿勢は、耳や肩、腰が一直線になるように立つことです。
枕の高さが合わないと、首に負担がかかり、シワができやすくなります。自分に合った高さの枕を選び、首を自然な状態に保つことが大切です。
高すぎる枕は首に負担をかけ、低すぎる枕は首を支えきれず、どちらもシワの原因となります。仰向けに寝たときに、首が自然なS字カーブを描く高さの枕が理想的です。
目の下のシワやたるみが気になる方は以下の記事もぜひチェックしてみてください。
>>目の下のシワを改善したい!シワの原因や効果的な美容医療を医師が解説
>>目の下のたるみを取りたい!原因や治療法、自力でできる対策も紹介
首のシワに効果的な医療施術
セルフケアでシワの改善を試みるのも良いですが、医療施術を検討してみるのも一つの選択肢です。以下の施術について、特徴やメリット・デメリット、そして費用相場についても詳しく解説します。
- フレンチショットU225
- ボトックス注射
- レーザー治療
- 高周波治療(RF)
フレンチショットU225
フレンチショットU225は、高品質な注入器を使って薬液を肌の最適な層へ直接注入する方法です。通常のメソセラピーと比較して、針の深度や圧力を細かく制御できるため、首などのデリケートな部位にも施術可能です。
具体的には、表面麻酔を行った後、極細の針で薬液を均一に注入します。針の刺激によってコラーゲンやエラスチンの生成も促進されます。薬液の効果と針の刺激により首のシワの改善だけでなく、肌のハリやツヤを取り戻し、首元の若々しい印象を取り戻す効果が期待できます。
施術時間は30分~1時間程度で、ダウンタイムもほとんどないため、忙しい方でも気軽に受けられるのが特徴です。効果を持続させるためには、1か月に1回のペースで3~5回の施術が推奨されています。毎日のスキンケアと併用することで、より効果的に首のシワ対策ができる可能性があります。
当院で実施しているフレンチショットU225の詳しい情報は以下の記事でご紹介しています。気になる方はぜひご覧ください。
>>フレンチショットU225|銀座アイグラッド
ボトックス注射
ボトックス注射は、ボツリヌス毒素というタンパク質を精製した薬剤を注入することで、筋肉の動きを抑制し、シワの改善を目指す治療法です。特に、首の縦ジワに効果が期待できます。
ボツリヌス毒素と聞くと、少し怖いイメージを持つ方もいるかもしれませんが、医療用に精製されたボツリヌス毒素は、安全性が確立されており、適切な量を使用すれば問題ありません。
施術時間は非常に短く、5~10分程度で完了します。忙しい方でも、気軽に治療を受けられる点が大きなメリットです。ダウンタイムもほとんどなく、施術直後からメイクも可能です。仕事や家事の合間にも治療を受けられます。
効果の持続期間は、個人差がありますが、約4~6か月です。効果が薄れてきたと感じたら、再度施術を受けることで、シワの改善を維持しやすくなります。費用相場は、1回あたり約3~9万円です。
当院のボトックス注射も、ダウンタイムが少なく施術後にすぐにメイクが可能です。注射する場所にもよりますが、 3万円台から打つことができます。詳しくは以下の記事をご覧ください。
>>ボトックス注射|銀座アイグラッド
レーザー治療
レーザー治療は、レーザーの光エネルギーを用いて、肌の深層にあるコラーゲンやエラスチンの生成を促進し、肌のハリや弾力を取り戻すことで、シワの改善を目指す治療法です。レーザーの種類も豊富で、シワの種類や肌質、治療目的に合わせて最適なレーザーを選択できます。
フラクショナルレーザーは、微細なレーザーを照射することで、肌の再生を促進し、シワやニキビ跡、毛穴の開きなどを改善する効果があります。IPL(Intense Pulsed Light)は、広範囲の波長の光を照射することで、シミやくすみ、赤ら顔などの改善効果が期待できます。
レーザー治療の効果は、レーザーの種類や肌の状態によって異なりますが、複数回の施術が必要となる場合もあります。ダウンタイムは、レーザーの種類によって異なりますが、数日~1週間程度かかる場合もあります。費用相場は、レーザーの種類や照射範囲によって異なりますが、1回あたり約5~10万円です。
高周波治療(RF)
高周波治療(RF)は、高周波の電磁波を肌に照射することで、肌の深部を温め、コラーゲンやエラスチンの生成を促す治療法です。肌のハリや弾力を取り戻すことで、首のシワを改善する効果が期待できます。高周波治療は、肌への負担が少ないため、敏感肌の方にもおすすめです。
施術時間は、約30分~1時間です。ダウンタイムはほとんどなく、施術直後からメイクも可能です。効果は、施術回数や肌の状態によって異なりますが、複数回の施術が必要となる場合もあります。費用相場は、1回あたり約2~4万円です。
どの施術が自分に合っているのか、医師とよく相談し、納得したうえで治療を受けることが大切です。医師は、患者の皆さまの肌の状態やシワの種類、ライフスタイルなどを考慮し、最適な治療法を選択しましょう。疑問点や不安なことがあれば、遠慮なく医師に相談しましょう。
首のシワに関するよくある質問
患者の皆さまからよく寄せられる首のシワに関するよくある質問にお答えします。
首のシワは何歳から始まりますか?
一般的に20代後半〜30代にかけて現れ始めますが個人差があります。
初期のシワは、スマートフォンやパソコンの長時間使用による姿勢の悪さや、乾燥、紫外線などが原因で現れることが多いです。現代社会ではスマートフォンやパソコンの使用頻度が高く、長時間うつむいた姿勢を続けることで、シワが刻まれやすくなっています。若いからといって油断せず、早めの対策を心がけることが大切です。
首のシワは完全に消すことができますか?
残念ながら、一度できてしまった深いシワを完全に消すことは、難しい場合が多いです。しかし、適切なケアや美容施術によって、シワを薄くしたり、目立たなくしたり、悪化を防いだりすることはできる場合があります。
セルフケアとしては、保湿クリームや美容液を使用した毎日の保湿ケアや、日焼け止めを使った紫外線対策が重要です。美容施術としては、ボトックス注射やレーザー治療、高周波治療など、さまざまな選択肢があります。
どの方法が自分に合っているかは、医師に相談するのがおすすめです。医師は、あなたの肌の状態やシワの種類、ライフスタイルなどを考慮し、最適な治療法を提案します。
首のシワ治療の効果はどのくらい持続しますか?
首のシワ治療の効果の持続期間は、施術の種類や個人の肌の状態、生活習慣などによって大きく異なります。例えば、ボトックス注射の効果は、個人差はありますが、一般的に約3~6か月持続します。ボトックスが筋肉の動きを抑制する効果が徐々に弱まっていくためです。
レーザー治療は、複数回の施術が必要な場合もありますが、効果が長期間持続する傾向があります。レーザーが肌の深層に働きかけ、コラーゲンの生成を促進するためです。
どの治療法を選択するかは、医師とよく相談し、自分のライフスタイルや希望に合わせて決めることが大切です。効果を持続させるためには、日々のセルフケアを継続することも重要です。治療後も、保湿ケアや紫外線対策をしっかりと行うことで、効果の持続期間を延ばすことに役立ちます。
首のシワケアはいつから始めるべきですか?
首のシワケアは、早ければ早いほど効果が期待できます。理想的には、20代から始めるのがおすすめです。若い頃から紫外線対策や保湿ケアをしっかり行うことで、将来的なシワの発生を予防することができます。
すでにシワが気になる方は、今すぐケアを始めましょう。年齢に関係なく、適切なケアを継続することで、首の肌の状態を改善し、若々しい印象を保つことにつながります。今日からできるケアを始めてみましょう。
まとめ
首のシワは、加齢による肌の弾力低下や紫外線、乾燥や姿勢などが原因で発生します。首のシワを予防・改善策としておすすめしたいのは以下のポイントです。
- 保湿ケア
- 紫外線対策
- マッサージ
- ストレッチ
- 食事
セルフケアで効果が得られない場合は、医療機関での治療も検討しましょう。自分に合った方法を医師と相談し、適切なケアと治療で若々しい首元を目指しましょう。
銀座アイグラッドクリニックでは、首のシワの種類や原因に合わせたさまざまな施術をご用意しています。患者の皆さま一人ひとり丁寧にカウンセリングを行い、お悩みに合わせた治療法をご提案いたします。お気軽にご相談ください。若々しい首元を取り戻すサポートをいたします。
首のシワだけでなく、頬のたるみやフェイスラインのたるみが気になる方は以下の記事もぜひチェックしてみてください。
>>フェイスラインのたるみの治し方とは?今すぐできる筋トレや美容医療も解説
>>頬のたるみに効果的な方法は?たるむ原因や即効性のある筋トレを紹介
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参考文献
Endo Y, Yoshida H, Akazawa Y, Yamazaki K, Ota Y, Sayo T, Takahashi Y. Antiwrinkle efficacy of 1-ethyl-β-N-acetylglucosaminide, an inducer of epidermal hyaluronan production. Skin Research and Technology, 2022, 28(1), p.58-65.