「最近、目が小さくなった」「疲れた印象に見られる」と感じたら、瞼のたるみが始まっている可能性があります。 瞼のたるみは見た目年齢を上げるだけでなく、視野を狭くしたり、肩こりや頭痛を引き起こしたりすることがあります。本記事では、瞼のたるみの原因から改善方法まで、専門医の視点から詳しく解説します。
毎日の生活に取り入れられる簡単な方法から、最新の美容医療まで幅広く解説するので、あなたに合った対策が見つかる可能性があります。ご自身の症状と照らし合わせながら、最適な対策を見つけて、若々しく健康的な目元を取り戻しましょう。
当院では、たるみ対策に役立つ高濃度ビタミンC美容液の販売や、施術直後からたるみ改善の効果を実感しやすいフレンチショットU225やショートスレッドリフト、ヴェルベットスキンを取り扱っております。興味のある方は、お気軽に当院へお問い合わせください。
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瞼のたるみの原因と種類
瞼のたるみは、加齢とともに誰にでも起こりうる変化です。瞼のたるみの原因は、主に以下のとおりです。
- 加齢による皮膚の老化
- 眼輪筋や眼瞼挙筋の衰え
- 紫外線によるダメージ
- ドライアイ
- コンタクトレンズの長期使用
加齢による皮膚の老化
年齢を重ねると、顔のシワやたるみと同様に、瞼も老化するのは自然な現象です。お肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンといった成分が、年齢とともに減少して瞼の皮膚も弾力を失い、たるんでしまいます。
20代の頃のハリと弾力のあるお肌と、50〜60代のお肌を比べてみると、一目瞭然です。長年紫外線などのダメージを受けてきたことや、体内で作られるコラーゲンやエラスチンの量が減ってしまうことが原因です。瞼の皮膚は薄く、より老化の影響を受けやすくなっています。
眼輪筋や眼瞼挙筋の衰え
瞼は、眼輪筋と眼瞼挙筋という筋肉によって支えられています。眼輪筋は、瞼を閉じるときに使う筋肉で、眼瞼挙筋は、瞼を開くときに使う筋肉です。筋肉が加齢とともに衰えてしまい、瞼をしっかりと支えきれなくなることでたるみが生じます。
紫外線によるダメージ
紫外線は、シミやそばかすの原因になるだけでなく、お肌の弾力を奪い、たるみを引き起こす原因にもなります。瞼の皮膚は薄くてデリケートなので、紫外線のダメージを受けやすいです。日焼けをすると、肌が赤くなったり、ヒリヒリしたりすることがありますが、紫外線によって皮膚に炎症が起きている状態です。
炎症が繰り返されることで、肌の弾力を保つコラーゲンやエラスチンが破壊され、たるみやシワなどの老化現象につながります。
ドライアイ
ドライアイとは、涙の量や質の問題で目の表面が乾燥する病気です。症状の進行度によってまばたきの回数に異なる影響を与えます。初期段階では、目を保護するために無意識にまばたきが増加することがあります。しかし、症状が進むと瞼が重くなり、まばたきの回数が減少することもあります。また、長時間のデジタル機器使用など集中を要する作業中は自然とまばたきが減ります。
まばたきの減少は涙の分布を妨げ、ドライアイをさらに悪化させる可能性があります。
コンタクトレンズの長期使用
コンタクトレンズは、まばたきのたびにレンズが上下に動くため、瞼への負担が大きくなりやすいです。長期間にわたってコンタクトレンズを使用し続けると、瞼が引っ張られる力が持続的にかかるため、皮膚が伸びてしまい、たるみの原因となる可能性があります。
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>>目の下のたるみを取りたい!原因や治療法、自力でできる対策も紹介
瞼のたるみと眼瞼下垂の違い
瞼のたるみと眼瞼下垂はどちらも瞼が下がる症状ですが、原因や対処法が異なります。瞼のたるみと眼瞼下垂の違いについて、具体的な症状や原因を交えながら詳しく解説します。ご自身の症状と照らし合わせながら読んでみてください。
症状の見分け方
瞼のたるみと眼瞼下垂は、どちらも瞼が下がってきますが、症状の現れ方や原因が異なります。それぞれの症状の特徴を理解し、ご自身の状態を把握することが大切です。瞼のたるみの症状は以下のようなものがあります。
- 瞼の皮膚が薄く、余っているように見える
- 瞼に細かいシワが増え、皮膚のハリが失われている
- 目尻が下がっている
- 二重の幅が狭くなったり、奥二重になっている
- アイシャドウが二重の溝に溜まりやすい
眼瞼下垂の症状は以下のようなものがあります。
- 黒目(瞳孔)の一部、もしくは全体が瞼で覆われている
- 常に額に力を入れて目を開けているため、額にシワができやすい
- 顎を上げて物を見ようとする
- まぶたが重く感じる
- 夕方になると目が疲れやすく、視界が悪くなる
- 眉毛を上げる癖がある
- 気づかないうちに肩こりや頭痛がひどくなっている
症状は、一つだけでなく複数当てはまる場合もあります。加齢によって眼瞼挙筋の力が弱まり眼瞼下垂になると同時に、皮膚の弾力も低下して瞼のたるみが併発することも珍しくありません。
症状に気づいたら放置せずに、眼科専門医に相談することが大切です。自己判断でケアを行うと、症状が悪化したり、適切な治療の開始が遅れてしまう可能性があります。
瞼のたるみと眼瞼下垂それぞれの特徴
瞼のたるみと眼瞼下垂は、原因や治療法も異なります。それぞれの特徴を理解することで、より適切な対処をすることができます。瞼のたるみの特徴は以下のとおりです。
原因 | 治療 | |
瞼のたるみ | 紫外線や乾燥、加齢によるコラーゲンやエラスチンの減少、長年のコンタクトレンズ使用、アイメイクによる摩擦などが原因となる場合があります。生活習慣や環境要因の影響を受けやすいです。 | セルフケア(マッサージや保湿クリーム、アイテープなど)である程度の改善が見込める場合もあります。美容クリニックでの施術(レーザー治療、メソガン、糸によるリフトアップなど)が有効な場合があります。 |
眼瞼下垂 | 先天性のものと後天性のものがあります。後天性の場合、加齢による眼瞼挙筋(がんけんきょきん)の機能低下や、コンタクトレンズの長期使用、けが、炎症などが原因となる場合があります。重症筋無力症などの病気が隠れているケースもあるので、注意が必要です。 | 軽度の場合は点眼薬で治療できることもありますが、多くの場合は外科手術が必要です。手術では、眼瞼挙筋を短縮したり、前額筋と瞼をつなぐことで、瞼を持ち上げる力を強化します。
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「最近、視界が悪くなってきた」「肩こりや頭痛が治らない」といった症状がある方は、眼瞼下垂の可能性も考えて、早めに眼科を受診しましょう。特に、視野が狭くなってきたと感じる場合は、日常生活にも支障をきたす可能性があるため、放置せずに専門医に相談することが重要です。
瞼のたるみが引き起こす症状と影響
瞼のたるみは、単に見た目の印象が老けるだけでなく、日常生活に支障をきたすさまざまな症状を引き起こす場合があります。瞼のたるみが引き起こす症状や影響は以下のとおりです。
- 視野が狭くなる(視野狭窄)
- 肩こりや頭痛
- 目元の疲れ
- くぼみや影による老けた印象
- 瞼の重さ
視野が狭くなる(視野狭窄)
瞼のたるみが強くなると、瞼が視界を遮ります。帽子を深くかぶったときに視界が狭くなるように、たるんだ瞼が目の上にかかってしまいます。
視野が狭くなると、最初は「なんとなく見にくい」と感じる程度です。視野狭窄が進行すると、家の中で家具にぶつかりやすくなったり、段差につまずいて転倒したりする危険性も高まります。高齢者の場合、骨折などの大きなけがにつながる可能性もあるため、注意が必要です。
自動車の運転にも大きな影響を与えます。周囲の車や歩行者を認識するのが遅れ、危険な状況に陥る可能性も高まります。
肩こりや頭痛
目が疲れることで肩が凝るのは、目と肩や首の筋肉が密接に関係しているためです。瞼がたるむと、無意識のうちに額や眉を持ち上げて目を開けようとします。長時間続くことで、額や眉、こめかみの筋肉が常に緊張して疲労します。筋肉の緊張が肩や首にまで伝わり、慢性的な肩こりや頭痛を引き起こしやすくなります。
視野が狭くなることで、無意識に頭を動かす範囲が広くなることも、首や肩への負担を増大させる一因となる場合があります。
目元の疲れ
瞼のたるみによって目が疲れやすくなるのは、たるんだ瞼を持ち上げようと、目元の筋肉が常に緊張を強いられるからです。ドライアイの進行に伴い、瞼の重さが増すことでまばたきの頻度が低下します。眼球表面の潤いが保たれにくくなり、乾燥状態が悪化します。その結果、ドライアイの症状が悪くなり、目の疲れや痛み、視界のぼやけ、異物感などの不快な症状が顕著になります。
まばたきの減少と眼の乾燥は悪循環を生み出し、全体的な眼の健康状態を悪化させる要因となります。適切な治療や管理がなければ、さらなる症状の悪化につながる可能性があります
くぼみや影による老けた印象
瞼のたるみによって目元にくぼみや影ができやすいのは、たるんだ皮膚が影を作り出すからです。上瞼がたるむと目が奥まって見えたり、二重瞼の人は二重の幅が狭くなってしまったりすることで、疲れた印象や老けた印象を与えます。
下瞼がたるむと、目の下に影ができやすく、クマが目立つ原因にもなります。
瞼の重さ
瞼のたるみによって、瞼が重く感じる場合もあります。たるんだ皮膚の重みによって、瞼が下向きに引っ張られるためです。ひどい場合には、視界が狭くなり、日常生活に支障が出てしまうケースもあるため注意しましょう。
顔のたるみが気になる方は以下の記事もぜひチェックしてみてください。
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瞼のたるみ改善が期待できるセルフケア方法
瞼のたるみを改善するセルフケア方法は、主に以下のとおりです。
- マッサージ
- アイテープ
- 市販薬や化粧品
- 生活習慣の改善
瞼のたるみは見た目の印象を老けさせるだけでなく、視野狭窄や肩こり、頭痛などの日常生活への影響を及ぼす可能性もあります。瞼のたるみを改善したい方は参考にしましょう。
マッサージ
マッサージは、毎日のスキンケアに簡単に取り入れられる方法です。継続することで、血行促進効果や、リンパの流れを良くする効果などが期待できます。肌の新陳代謝が促され、たるみの予防や改善効果が期待できます。
特におすすめのマッサージ方法を解説します。瞼のたるみ改善のため、下記のマッサージをしてみてください。
- 目の周りを温める
※マッサージ前にホットタオルなどで目を温めると、より血行が促進される - 目の周りの骨に沿って、優しく円を描くようにマッサージする
- 眉頭の下にある「攅竹(さんちく)」と呼ぶツボを、優しく押す
- 目尻からこめかみにかけて、優しくマッサージする
アイテープ
アイテープは、瞼に貼ることで、物理的にたるみを持ち上げる方法です。手軽に試せる点が魅力ですが、あくまで一時的な効果であることを理解しましょう。特別な予定があるときなど、一時的に目元の印象をスッキリさせたい場合に便利です。
生活習慣の改善
瞼のたるみは、加齢だけでなく、生活習慣の乱れも関係します。下記のような健康的なライフスタイルを送ることで瞼のたるみを改善できます。
- 規則正しい生活:睡眠不足は、成長ホルモンの分泌を阻害し、肌のターンオーバーを乱し、たるみの原因になります。
- バランスの取れた食事:たんぱく質やビタミン、ミネラルなど、肌に必要な栄養素をバランス良く摂取しましょう。コラーゲンの生成を促すビタミンCや、抗酸化作用の高いビタミンEを積極的に摂ることがおすすめです。
- 適度な運動:適度な運動は、血行を促進し、肌の新陳代謝を高めます。軽い運動を習慣的に行いましょう。
- 紫外線対策:紫外線は、肌の老化を促進させる大きな要因の一つと考えられています。日焼け止めを塗ったり帽子やサングラスを着用したりして、紫外線から肌を守りましょう。
- 禁煙:喫煙は、血行不良を引き起こし、肌の老化を促進させる可能性があります。
市販薬や化粧品
市販薬や化粧品の中には、瞼のたるみを改善する効果を謳うものもあります。有効成分が配合されているため、毎日のスキンケアに取り入れることで、たるみの予防・改善に役立つ可能性があります。瞼のたるみには、下記の成分が有効です。
- レチノール
- コラーゲン・エラスチン
- ビタミンC誘導体
レチノールはビタミンAの一種で、肌のターンオーバーを促進し、コラーゲンの生成を促す効果があります。コラーゲンやエラスチンは肌の弾力やハリを保つために必要な成分です。
ビタミンC誘導体はビタミンCを安定化させた成分で、コラーゲンの生成を促進し、メラニンの生成を抑える効果があります。
当院では高濃度ビタミンC美容液「DR Inui VC50」を取り扱っています。ビタミンC 50%配合ながら独自技術で刺激を抑え、うるおいキープのヒアルロン酸を配合しています。
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瞼のたるみ改善が期待できる美容医療
瞼のたるみは、セルフケアである程度改善することも可能ですが、専門的なケアを受けたい場合は美容医療という選択肢もあります。
美容医療には、メスを使わない施術から手術までさまざまな方法があります。それぞれの治療法の特徴を理解し、ご自身の状態や希望に合った方法を選ぶことが大切です。瞼のたるみを改善するさまざまな美容医療について、以下の項目に沿って解説します。
- ショートスレッドリフト
- フレンチショットU225
- ヴェルベットスキン
- 手術療法(埋没法)
- レーザー治療
ショートスレッドリフト
ショートスレッドリフトは、髪の毛よりも細く短い糸(PDO糸)を皮膚の下に挿入することで、コラーゲンの生成を促し、肌のハリやツヤの向上を目指す治療法です。糸は体内で徐々に溶けるため、異物が残る心配はありません。
瞼のたるみに対しては、目元の皮膚を引き締め、まぶたのリフトアップ効果が期待できます。麻酔クリームを使用するため痛みは最小限で、施術時間も30分程度と短いのが特徴です。
日常生活への影響も少なく、翌日からメイクも可能です。効果の持続期間は個人差がありますが、約6か月~1年で、コラーゲンの生成によって徐々に肌質の改善が期待できます。
当院で実施しているショートスレッドリフトについて以下のページで詳しく解説しています。気になる方はぜひご覧ください。
>>銀座アイグラッドのショートスレッドについて
フレンチショットU225
フレンチショットU225は、最新の高品質注入器を使用した治療法です。極細の針で薬液を肌の最適層に直接注入することで、瞼のたるみにアプローチします。
従来の注入法と比較して、痛みやダウンタイムが少なく、有効成分をスピーディかつ均一に届けられるのが特徴です。従来の施術では難しかった目のキワやまぶたなどのデリケートな部位にも施術が可能で、瞼のたるみや小ジワに直接アプローチできます。
薬液の種類も幹細胞培養上清液やボトックス製剤など複数あり、お悩みに合わせた選択が可能です。ダウンタイムもほとんどなく、忙しい方でも気軽に受けやすい治療法といえます。
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ヴェルベットスキン
ヴェルベットスキンは、ダーマペンとマッサージピール(PRXーT33)の2つの施術を組み合わせた施術です。ダーマペンで皮膚に小さな穴をあけ、PRX-T33を注入して肌の再生効果を高める治療法です。
まぶたの皮膚は薄いため、ヴェルベットスキンによって、適度な水分と弾力を与えることで、たるみの改善効果が期待できます。肌のキメを整える効果もあるため、まぶたの質感も向上します。
施術時間は30分程度で、痛みも少なく、ダウンタイムもほとんどありません。効果は徐々に現れ、3~6か月程度持続します。定期的に施術を受けることで、より長期的な効果を維持することが可能です。
当院で実施しているヴェルベットスキンの詳細について以下のページで詳しく解説しています。気になる方はぜひご覧いただくかお気軽にご相談ください。
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手術療法(埋没法)
埋没法は、切開を行わずに瞼を引き上げる手術療法です。局所麻酔を使用し、まぶたの裏側から特殊な糸を通して、二重のラインを作りながら、同時に瞼を引き上げる効果が期待できます。
メスを使わないため傷跡がほとんど残らず、腫れや内出血も比較的少ないのが特徴です。施術時間比較的短く、日帰りで受けられます。
デメリットとしては、糸が取れてしまったり、もとに戻ってしまったりする可能性が挙げられます。
レーザー治療
レーザー治療は、さまざまな種類のレーザーを用いて、肌のたるみやシワ、シミなどを改善する治療法です。レーザーは、皮膚の表面を傷つけずに真皮層に作用し、肌の再生を促進します。麻酔クリームを使用するため痛みは少なく、施術時間も15~30分程度と短時間で完了する場合が多いです。
個人差はありますが、数回の施術を重ねることで、より効果的な改善が期待できます。ダウンタイムは使用するレーザーの種類によって異なりますが、比較的短く、メイクで隠せる程度であることが多いです。
瞼のたるみについてよくある質問
瞼のたるみについて患者の皆さまからよく寄せられる質問にお答えします。
瞼のたるみは何歳から始まりますか?
瞼のたるみは、個人差が大きく、一概に何歳から始まると断言することはできません。早い方では20代後半から気になり始める方もいらっしゃいますし、50代になってもほとんどたるみがない方もいらっしゃいます。
一般的には、30代後半〜40代にかけて、肌の弾力を保つコラーゲンやエラスチンの生成が減少することで、たるみが現れ始める方が多いです。加齢による自然な変化ではありますが、紫外線や乾燥、生活習慣の乱れ、コンタクトレンズの長期使用、激しいアイメイクなどもたるみを加速させる要因となります。
20代でたるみが気になる方は、遺伝的な要因や、生活習慣の影響が考えられます。
瞼のたるみはさまざまな要因が複雑に絡み合って起こるため、年齢だけで判断するのではなく、ご自身の生活習慣や体質なども考慮することが大切です。
保険適用される場合はありますか?
瞼のたるみは、美容的な問題だけでなく、視野が狭くなる(視野狭窄)といった機能的な問題を引き起こす場合もあります。視野狭窄を伴う眼瞼下垂症の場合に限り、手術による治療が健康保険の適用となる可能性があります。
加齢による皮膚のたるみだけであれば、保険は適用されません。しかし、眼瞼下垂症が原因で視野が狭くなり、日常生活に支障が出ている場合は、保険適用で手術を受けられる可能性があります。具体的には、視野検査で一定の基準を満たしている必要があります。
医師は、視力検査や視野検査、まぶたの状態などを確認し、適切な診断と治療方針を提示してくれます。保険適用となるかどうかは、検査結果にもとづいて判断されますので、まずは専門医への相談が第一歩です。
まとめ
瞼のたるみは見た目年齢を上げてしまうだけでなく、視野狭窄や肩こり、頭痛といった症状を引き起こすこともあります。原因としては以下のようなさまざまな要因が考えられます。
- 加齢による皮膚の老化や眼輪筋の衰え
- 紫外線ダメージ
- ドライアイ
- コンタクトレンズの長期使用
- 眼瞼下垂症
たるみの改善策として、マッサージやアイテープ、生活習慣の改善といったセルフケアから、美容医療まで、幅広い選択肢があります。美容医療では、以下のような方法があります。
- ショートスレッドリフト
- フレンチショットU225
- ヴェルベットスキン
- 手術療法(埋没法)
- レーザー治療
医師と相談しながら、たるみの程度や原因、予算に合わせて最適な方法を選ぶことが大切です。少しでも瞼のたるみが気になる、または視野が狭くなってきた、肩こりや頭痛が慢性的に続くといった症状がある方は、放置せずに眼科や形成外科、美容皮膚科などの専門医に相談してみましょう。
瞼のたるみでお悩みの方、見た目の印象を若々しくしたい方は、ぜひ当院へご相談ください。セルフケアから美容医療まで、あなたのお悩みやご希望に合わせた最適な改善方法をご提案します。一人で悩まず、専門家と一緒に目元ケアをはじめましょう。
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参考文献
Daphna Landau Prat, Shira Sandbank, Tal Davidy, Ofira Zloto, Guy J Ben Simon. Reduced Tissue Response with Topical Khat Leaves after Eyelid Surgery: Preliminary Findings. Isr Med Assoc J, 2022, 24(8), p.509-513.