鏡を見るたび、フェイスラインが気になりませんか?顔の印象はちょっとした工夫で大きく変わります。現代社会におけるストレスや生活習慣の乱れは、顔のむくみやたるみの一因となることもあります。この記事では、毎日のセルフケアから美容医療まで、効果が期待できる顔痩せ方法を5つ厳選してご紹介します。
小顔マッサージや表情筋トレーニング、食生活の見直しといった手軽に始められる方法から美容医療まで、幅広く解説します。自分にぴったりの方法を見つけて、理想の小顔と自信に満ちた笑顔を手に入れましょう。
当院では脂肪溶解注射(カベリン)による痩身治療を行っています。フェイスラインや頬・顎周りなどの気になる部位を狙い撃ちでき、すっきりとしたシルエットを目指せます。初回7,600円(税込)からお試しいただけ、施術時間は部位により5〜15分程度と短時間です。ダウンタイムも短く、施術後すぐに日常生活に戻れます。
脂肪溶解注射について、以下のページでより具体的に説明しています。
>>脂肪溶解注射(カベリン)について
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効果が期待できる顔痩せ方法5選
効果が期待できる顔痩せ方法は以下の5つです。
- 小顔マッサージ
- 表情筋トレーニング
- 食生活の改善
- 顔痩せグッズの活用
- 美容医療
小顔マッサージ
小顔マッサージは、リンパの流れを促進することで、顔に溜まった余分な水分や老廃物を排出する効果が期待できます。むくみが原因で顔が大きく見える方は、特に効果を実感しやすいです。小顔マッサージの手順は以下のとおりです。
- ステップ1:鎖骨の上を優しくマッサージする
- ステップ2:顎先から耳の下に向かって、指の腹を使って優しくなぞるようにマッサージする
- ステップ3:頬骨に沿ってこめかみまで、ゆっくりと円を描くようにマッサージする
- ステップ4:額の中心からこめかみまで、優しくマッサージする
鎖骨はリンパの流れの最終出口地点なので、顔から流れてきたリンパ液がスムーズに体外へ排出しやすくします。顎のラインに沿って老廃物を流すイメージで行いましょう。頬骨は顔の中でも比較的高い位置にあるため、顔全体のリンパの流れを促すことができます。
額の筋肉をほぐすことで、表情も明るくなり、よりスッキリとした印象になります。マッサージのポイントは以下のとおりです。
- マッサージオイルやクリームを使用する
- 力加減は優しく、痛気持ちいい程度で行う
- 入浴後や寝る前などのリラックスしている時間に行う
体が温まっていると、リンパの流れがよりスムーズになります。1日5~10分程度を目安に、毎日続けることで効果を実感しやすくなります。
なお、2022年に発表された日本の研究では、画期的なCT技術を用いてフェイシャルマッサージ前後の顔面構造を比較し、頬の厚みの減少やSMAS筋膜の引き上がりといった変化が確認されました。そのため、フェイシャルマッサージには、リフトアップ効果や顔の引き締め効果が客観的に存在する可能性が示唆されています。
日々のセルフマッサージは美容的なメリットに加えて、構造的な変化にも影響を与える可能性があることが明らかになりつつあります。
表情筋トレーニング
加齢や生活習慣によって表情筋が衰えると、顔のたるみやシワの原因になります。表情筋トレーニングで鍛えることにより、顔を引き締め、若々しい印象を保つ効果が期待できます。トレーニング方法として、以下の3つが挙げられます。
- あいうえお体操:口を大きく開けて「あいうえお」と、はっきりと発音するトレーニング
- 舌回し体操:口を閉じた状態で、舌を歯茎に沿ってぐるりと回す運動
- 頬の膨らませ運動:頬を思いっきり膨らませたり、へこませたりする運動
あいうえお体操では、顔全体の筋肉を動かすことで、血行が促進され、表情筋の強化につながります。舌回し体操は、頬や顎の筋肉を刺激し、たるみを予防・改善する効果が期待できます。頬の運動は、頬の筋肉をダイレクトに鍛えることで、顔の立体感を取り戻し、小顔効果も期待できます。
トレーニングのポイントは以下のとおりです。
- 毎日数回、鏡を見ながら行う
- 疲れたら無理せず休憩する
- 毎日継続する
自分の表情を確認しながら行うことで、より意識的に筋肉を動かすことができます。
以下の記事では、頬の肉を落とすために効果が期待できるケア方法や、生活習慣の見直しポイントについて詳しく解説しています。セルフケアの工夫を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
>>頬の肉を落とす方法!スッキリ顔を目指せるケアと生活習慣の見直しポイント
食生活の改善
顔のむくみは、塩分の摂りすぎや、栄養バランスの乱れによって引き起こされることがあります。食生活を改善することで、むくみを予防し、顔痩せをサポートする効果が期待できます。おすすめの食材は以下のとおりです。
- カリウムを多く含む食品:バナナ、アボカド、ほうれん草、ひじきなど
- ビタミンB群が豊富な食品:豚肉、レバー、うなぎ、卵など
- タンパク質:肉、魚、卵、大豆製品など
カリウムは、体内の余分なナトリウム(塩分)を排出する働きがあります。塩分の摂りすぎによるむくみを軽減する効果が期待できます。ビタミンB群は、細胞の代謝を促進し、むくみを改善する効果があります。
タンパク質は、筋肉の構成成分であり、表情筋の維持にも不可欠です。十分なタンパク質を摂取することで、顔のたるみを予防し、ハリを保つことができます。食事のポイントは以下のとおりです。
- 1日3食、バランスの良い食事を心がける
- 塩分の多い食事は控える
- カリウムを多く含む食品を積極的に取り入れる
- よく噛んで食べる
- 顎の筋肉を使う
顔痩せグッズの活用
顔痩せローラーやサウナマスク、EMS機器など、さまざまな顔痩せグッズが市販されています。グッズを正しく使用することで、セルフケアの効果を高めることが期待できます。グッズの選び方と注意点を以下の表にまとめています。
アイテム名 | 特徴 | 選び方のポイント | 注意点 |
顔痩せローラー | 顔の形状にフィットし、手軽にマッサージができる | ・ローラーの素材 ・大きさ ・形状 |
実際に手に取って使用感を確認する |
サウナマスク | 発汗を促し、むくみの一時的な軽減が期待できる | ・素材の快適さ ・使い心地 |
・長時間の使用は避ける ・肌荒れに注意する |
EMS機器 | 微弱電流で表情筋を刺激し、筋肉の引き締めをサポート | ・出力レベル調整機能がある ・使用時間設定がある |
・使用前に注意書きを確認する ・肌の異常があれば中止する |
顔痩せクリーム | 保湿・引き締め成分を含み、マッサージと併用で効果UP | 成分表示や使用感、肌質との相性を確認 | 肌に合わない場合はすぐに使用を中止する |
どのグッズも、効果には個人差があり、必ずしも効果を保証するものではありません。使用法を誤ると、肌トラブルを引き起こす可能性もありますので、使用上の注意をよく読んで正しく使用しましょう。
美容医療
セルフケアで思うような効果が得られない場合、美容医療という選択肢もあります。美容医療は、即効性が高い施術が多く、より劇的な変化を期待できる一方、費用やリスクも伴います。美容医療の代表的な施術は、以下のとおりです。
- 脂肪溶解注射
- BNLS注射
- ハイフ(HIFU)
- エラボトックス注射
- 糸リフト
それぞれの施術の特徴や費用、リスクなどを理解したうえで、施術を受けるかどうかを判断することが大切です。美容医療を受ける際は、必ず医師と相談し、ご自身の状態に合った施術方法を選択しましょう。
美容医療における顔痩せ施術
美容医療における顔痩せ施術は、メスを使わない手軽なものから外科手術まで、さまざまな方法があります。美容医療における顔痩せ施術として、以下の内容を解説します。
- 脂肪溶解注射
- ハイフ(HIFU)
- エラボトックス注射
- ショートスレッドリフト
- 顔痩せ手術
脂肪溶解注射
脂肪溶解注射とは、脂肪細胞に作用する薬剤を注入し、脂肪の分解・排出を促す部分痩せ治療です。メスを使わず、ダウンタイムが少ないことから、顔まわりやボディラインの引き締めに人気があります。当院では、高い安全性と効果が期待できる「カベリン」を使用しています。
主成分のデオキシコール酸は脂肪細胞の膜を破壊し、破壊された脂肪細胞は再び脂肪を蓄えられなくなるためリバウンドの心配が少ないのが特徴です。脂肪の代謝を促すL-カルニチンや、排出をサポートするアーティチョークエキスなどを配合しています。1週間ごとの治療が可能で、3回目あたりから効果を実感される方が多いです。
顔(フェイスライン・顎下)や、ボディ(お腹・二の腕・太ももなど)にも幅広く対応しています。
以下の記事では、脂肪溶解注射を顔に打つ際の適正な注入量や、部位別の効果・注意点について詳しく解説しています。仕上がりに影響する大切なポイントを知りたい方は、ぜひご覧ください。
>>脂肪溶解注射は顔に何cc必要?部位別の適正量と効果を解説
ハイフ(HIFU)
ハイフ(HIFU:高密度焦点式超音波)は、高密度の超音波エネルギーを皮膚の深層にあるSMAS筋膜(表情筋を支える膜)にピンポイントで照射する施術です。超音波エネルギーが熱に変換されることで、SMAS筋膜が収縮し、リフトアップ効果が得られます。
ハイフは、熱エネルギーでSMAS筋膜を引き締めます。皮膚の表面には傷をつけずに、皮膚の土台から引き上げるため、ダウンタイムが少なく、施術直後からメイクも可能です。ハイフは、熱エネルギーによる脂肪細胞への影響も期待できるため、顔痩せ効果も得られる場合があります。
効果の持続期間は個人差がありますが、一般的には3か月〜半年程度と言われています。
エラボトックス注射
エラボトックス注射は、ボツリヌス菌を咬筋(咀嚼筋)に注射して筋肉の動きを抑制し、咬筋を縮小させることでエラを目立たなくする施術です。注射による施術のため、ダウンタイムが短く、手軽に受けることができます。エラが張っていると、顔が大きく見えたり、男性的な印象を与えてしまったりすることがあります。
エラが張る原因は、骨格だけでなく、咬筋の発達も関係しています。物を噛むときに使われる咬筋が発達しすぎると、エラが張って見えてしまうのです。効果は注射後2~4週間ほどで現れ始め、3~6か月ほど持続します。咬筋が発達していることが原因のエラ張りには有効ですが、骨格が原因の場合は効果が期待できません。
医師の診察を受けて、ご自身のエラ張りの原因を正しく診断してもらうことが重要です。
ショートスレッドリフト
ショートスレッドリフトとは、髪の毛よりも細い短い糸を皮下に複数本挿入することで、肌の内側から引き締めを行うリフトアップ施術です。こめかみなどに糸を固定して強く引き上げる従来の糸リフトとは異なり、自然な仕上がりや少ないダウンタイムが特長です。
I Glad(アイグラッド)式ショートスレッドリフトは、短くて極細の溶ける糸を皮下に複数本挿入し、肌の内側からたるみを引き締めるリフトアップ施術です。髪の毛より細い針を使用し、針跡や内出血も最小限に抑えられるため、ダウンタイムがほとんどなく、日常生活への影響も少ないのが特長です。
糸に含まれる成分が肌内部でコラーゲンの生成を促し、リフトアップ効果とともにハリやツヤの改善も期待できます。当院では、より少ない本数で高い効果を引き出せるよう独自の技術を用い、施術時間や痛みの負担も最小限に抑えています。以下のページで、詳しい施術方法や施術前後の動画、費用について解説しています。
>>ショートスレッドリフトについて
顔痩せ手術
脂肪吸引やバッカルファット除去など、外科手術による顔痩せ方法もあります。脂肪吸引は、カニューレと呼ばれる細い管を皮下脂肪に挿入し、脂肪を吸引することで、直接的に顔の脂肪を減らす施術です。頬や顎下などの脂肪が気になる部分に効果が期待できます。
バッカルファット除去は、頬の内側にあるバッカルファットと呼ばれる脂肪塊を除去する手術です。バッカルファットは、加齢とともに下垂しやすく、ほうれい線やマリオネットラインを悪化させる原因です。脂肪塊を除去することで、口元のたるみを改善し、すっきりとしたフェイスラインを実現できます。
手術は、他の施術に比べてダウンタイムが長くなりますが、半永久的な効果が期待できます。手術にはリスクも伴いますので、医師とよく相談し、メリット・デメリットを理解したうえで施術を受けるようにしましょう。
以下の記事では、特に「顎下の肉」が気になる方に向けて、原因や改善方法を詳しく解説しています。顔全体のバランスやフェイスラインの印象を変えるための具体的なアプローチを知りたい方は、ぜひご覧ください。
>>フェイスラインは引き締められる?たるみ改善が期待できるケア方法を解説
顔痩せを成功させるためのポイント
顔痩せを成功させるためのポイントは以下のとおりです。
- 継続的なケア
- 専門家への相談
- 生活習慣の改善
継続的なケア
顔痩せを目指すうえで大切なのは「継続すること」です。短期間で劇的な変化を期待するよりも、日々の積み重ねが確実な効果につながります。顔痩せグッズや美容ケアも、1回の使用では十分な効果は得られにくく、継続して使うことで初めて変化が現れます。
どんなケアも即効性を求めすぎず、自分に合った方法でコツコツと取り組むことが、理想のフェイスラインへの近道です。毎日の小さな努力が、大きな変化を生み出します。
専門医への相談
セルフケアで効果を実感できない場合や、より確実な効果を求める場合は、医師への相談も検討しましょう。美容医療は、セルフケアでは難しい悩みに対応できる選択肢の一つです。インターネット上にはさまざまな情報が溢れていますが、医学的に正しい情報と誤った情報を見分けるのは難しい場合もあります。
医師は、医学的な知識にもとづいて、あなたの顔の状態や悩みに適した施術方法を提案してくれます。自己流で試行錯誤するよりも、専門家の客観的なアドバイスを受けることで、より安全な顔痩せを実現できる可能性が高まります。
生活習慣の改善
顔痩せを目指すには、日々の生活リズムを整えることが大切です。特に、質の良い睡眠はホルモンバランスや代謝に影響し、むくみやたるみの予防につながります。ストレスの蓄積も自律神経の乱れを引き起こし、顔のむくみや血行不良の原因になります。適度な運動や入浴、深呼吸などでリラックスする時間を設けましょう。
有酸素運動や軽い筋トレは代謝を促し、全身の脂肪燃焼をサポートします。規則正しい生活を意識することが、顔痩せの土台になります。
まとめ
小顔マッサージや表情筋トレーニングなどのセルフケアは、手軽に始められるので、まずは今日から毎日の習慣に取り入れてみましょう。顔痩せグッズを併用すれば、さらに効果を高めることも期待できます。セルフケアで思うように効果が得られない場合は、美容医療も選択肢の一つです。
ハイフやエラボトックス注射、脂肪溶解注射のような施術は、ダウンタイムも少なく、比較的気軽に試すことができます。自分に合った方法を見つけることが、顔痩せ成功への近道です。焦らず、楽しみながら理想の小顔を目指しましょう。
以下の記事では、顔や体の「部分痩せ」を目指すさまざまな方法を紹介しています。運動や美容施術、それぞれの特徴を理解し、自分に合ったアプローチを選びたい方はぜひ参考にしてください。
>>部分痩せはできる?効果が期待できる方法と理想のボディラインを作るコツ
まずはお気軽にご相談ください
参考文献
Okuda I, Takeda M, Taira M, Kobayashi T, Inomata K, Yoshioka N. Objective analysis of the effectiveness of facial massage using breakthrough computed tomographic technology: A preliminary pilot study. Skin Res Technol, 2022, 28(3), p.472-479.